~格差社会の闇~
〇はじめに
弓と「ハンガー・ゲーム」との結びつきが自分の中に無意識に浸透していたのに驚いたよ。何を期待していたんだか・・・
〇想起する作品
「ダブルチーム」(1997)
〇こんな話
甘やかされて育ってきた若者たちの一念発起。
〇広がる格差
欲望のまま自由気ままに自分本位に生きてきた若者たちが、規則を重んじることでまた仲間と行動を共にすることで、責任感や仲間意識が芽生え始める。この成長過程を見つめることで見えてくるなんやかんや・・・
新自由主義により汗水垂らさずに成金に伸し上がった大人たち。そんな金の力により甘やかされて育った若者たち。その金欲しさに若者たちをターゲットとする者たち。
ここでおもしろいのは、汗水たらして尚恵まれないとする自らの境遇を呪う者たちの怒りの矛先が、本来大人たちに向かうべきであるのに、更生を図っている若者たちに向けられているところである。汗水垂らして性根を叩き直そうと必死に努力している者たち、自らと通ずるモノがあろう者たちをカモにお金をぶん盗ろうとしているわけである。つまり、自らの境遇を呪い脱しようと試みる上で、また自らと同じ境遇の者たちを生み出そうとしている。
さらにおもしろいところが、そんな人間たちもまた新自由主義における大人たちのカモでしかなかったというところだろう。正確には、そんな社会においても手足(良くて雇われ、悪くて使い捨て)としてしか生きられない不器用さとでも言うのだろうか。頭となることはできない。結局汗水垂らすしかない。その過程で同じ境遇の者たちを引きずり降ろすことになる。いったい誰に旨みがあったのか。
格差の広がるお国の闇やなんやが見えてくるのかな?
〇最後に
う~ん、つまらぬ・・・ 教官のツンデレ具合だけでももう少し頑張っていただければ若者たちの見え方がグンと変わってくるのだがね。
ではでは・・・
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