2017年1月11日水曜日

アルマゲドン2013(2013)

アルマゲドン2013


~天地人~


〇はじめに
 前編にて対策した事態が後編にて作用する観せ方は中々に新鮮でおもしろい。




〇想起する作品
・前編
 「ソーラー・ストライク」(2005)
  ・・・これ観とくといいかも。CME(コロナ質量放出)について。

・後編
 「ザ・コア」(2003)
 「アンダー・ザ・プラネット」(2005)



〇こんな話
 太陽と地球と人類。仲良くやっていこうやないの。

〇対策
 前編は太陽と地球(人類)の関係、後編は地球と人類との関係について描かれる。


まず前編・・・

 最新鋭の地球防衛システムである宇宙迎撃機なるものを開発。それは太陽の無限エネルギーにて稼働するのだとか。ざっくりとは太陽を突いて漏れ出したエネルギーを活用する。そんなこんなで人類(正確には一部の米国民)を守るためのはずの力が別のカタチで人類に対して牙を向くことになる。しかも増大されてだ。太陽フレアの威力は地軸を揺らすほどだそうで。



 人間のコントロール下に無い、手に負えないエネルギーを採取するってなことなのだがそんなことが果たして可能なのかどうなのかという問い。・・・なのだろうか。

 それよりも娘の拳銃の件なのかな。護身用で持つ銃がどうのこうの・・・


 あ~これ手慣れてるわ



  温暖化対策として高周波かく乱で気象操作する研究を行っていた主人公。それで地球を保護すればいいんだ(ドヤ)。コロナガスがマイナス電荷のため、地球の磁気圏をマイナスに帯電させることができれば反発が起き地球は守られるはず(ドヤドヤ)。




 地球から太陽へ照射後数秒で届くビームを開発してるんだからもう太陽いらないんじゃねえの? 太陽にこだわるにしても別の銀河の恒星使えばいいのに。もう発見されてるんじゃなかったけ?まぁそのエネルギー到達に大分時間が掛かってしまうわけだがね。





恒例ドラマパート・・・


 祖父(父・知事)
   ―妻(娘)―父(元夫)
         ―娘―ティム(恋人)

 倒れていた祖父を妻と夫で起こす場面があるのだが、これと全く同じことを娘とティムで今度は父を起こすことで観せている。




 これで家族が守られたってところなんだろうな。外部(家族外)の者とギクシャクしていたわけだが和解を見せた。太陽―地球(人類)という隔たりが解消された。地球が外部の脅威から守られ後編へと向かうわけだが、後編は地球内部に問題が移る。地球―人類という構図になるわけである。ドラマ部分は政治的要因ではなく個人的な怨みでお話が展開されていく。






次に後編・・・


 地球内部で対流が起こっているが故に地球は磁場を形成している。それが前編にて対処した事態で停止してしまう。地殻停止により磁気圏消失(崩壊)。地球の内部エネルギーが不安定になり、地球が崩壊してしまうそうな。






 ロシアのコア半島超深度掘削坑でMK80による核爆発を起こせば地殻が回転するはず(ドヤ)。


 地球の半径6400kmに対して、掘削坑は12km程度。どうなんだろうね。この辺りは「ザ・コア」の方が突飛でおもしろいのでそちらを参照していただければと思う。




 いやいや地球と共振する高周波パルスを照射するんだ(ドヤドヤ)。この溝がどれくらいの深さかは言及されていない。まぁ共振させればいいわけだから深さはそれほど問題では無いんだろうな。



ドラマパート・・・

 前編で一見良好な関係を築いたとしたが、後編で婚約を認めたことで真に和解したということなのか。[太陽VS地球(人類)]だったのが、[地球VS人類]となる。共通の目的の下1つとなったが、その事態を解消したことで内部分裂。そこを解消することでやっと真に1つとなるのだと。歩み寄りってところですね。共振ってところもこれだよね。ただ皮肉で同調する者だけでいいですというのも入れている。犠牲は止む無しな場面も。



 前編もそうだが、宇宙の観測にしろ、地球内部の観測にしろ、



 そこまで詳細にできるなら何かしら別の手段が・・・、と思えてならないけどそこは気にしてはいけないんだよね。




〇メモ

 地球規模の脅威のカテゴリー分け。そんなんあるんか。

  カテゴリー5 世界経済の打撃
  カテゴリー6 社会基盤の崩壊
  カテゴリー7 人類の滅亡
  カテゴリー8 地球の破壊



 いい女優さんだと思います。







 Kalinka Petrie




〇最後に
 うん、長ぇ・・・。90分でまとめたらもっと評価高くなるよ。


 ではでは・・・


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