2015年10月20日火曜日

ジョン・ウィック(2014)

字幕翻訳:松崎広幸


~掟~

〇はじめに 
 殺し屋は何も猟奇殺人鬼じゃない。掟を守る男たちが何とも渋くかっこいい。そして女を悪賢く描くのも常套句か。しかし最後は掟が勝つ。


〇想起する作品 
 「コラテラル」(2004) 
 「ザ・クリーナー 消された殺人」(2007) 
 「リベンジ・フォー・ジョリー 愛犬のために撃て!」(2012)
 「ラン・オールナイト」(2015) 


〇こんな話
 愛犬の餌を買いに行く。
・・・ここまでで終われば良かった。

〇ワンちゃん
 犬が何とも愛おしく描かれる。あいつわかっててやってたな。上目使い。じゃれてくる感じ。あいつが餌求めてきたら、朝飛び起きるね。あいつが起こしてきた時、それが目覚める時だ。習慣?予定?目覚まし? んなの関係ねぇ~。全てあいつが基準だ。そして餌食べる時にさ、首輪の飾りが当たる音とかもう完璧さ~。


〇復讐
 最愛の亡き妻の贈り物。いや、家族を殺された。そのための復讐。何とも貧困な思考回路だと思ってしまう自分がいた。いやしかし、作品を観ていくごとに実は何とも潔くもある選択肢だとも勝手に感じたんだ。命に変えられるものはないと。それほどの感情なんだ。愛するものを殺されたということは。
 そして復讐となると如何に相手をいたぶるかというところが楽しみとなってくるのだが、この作品は何ともあっさり、さっぱり、引きずらない。そこに辿りつくまでに、ガンフーアクションを観せるためにひたすらに焦らされたわけだが。相手方の描写に憎たらしく煮えたぎる怒りを感じるが、いざラスボスってなところで、スパンと容赦が無い。そんな容赦の無さで、言葉のいらない脅しが堪らなく、時折見せる情がまた紳士的。

 掟の存在。人を簡単に殺せるような人間たちがだ。とあるホテルでは無防備に顔を合わせ酒を酌み交わし、安眠する。簡単に破れるものだが、それを守ることに意味がある。掟を守った者、破った者の末路を見せつけることで、殺しはビジネスなのだというこの世界での説得力も感じる。その過程にも犠牲はつきもので、女(パーキンズ)に殺されはしたが、あの殺し屋はかっこよかったな~。あとマーカスは超クールね。



〇最後に
 アクション映画としてみると物足りなく感じる自分がいた。もっとガンフーとやらを観せつけてほしかった。しかしマガジン交換までも型の一部であるように流れる動きは魅力的だった。しかしガンカタのように語り継がれるかと問われると疑問を感じる。これからがあるならばそちらに期待する。

 ではでは・・・

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