2017年2月2日木曜日

アライバル 侵略者(1996)

アライバル 侵略者


~地球温暖化~


〇はじめに
 こういう浪漫が最近のSF(侵略もの)映画には無くなったよな。今で言われるB級SFの系譜がこれなんだよ。今やSF考証やリアリティ、ど派手さを好むようになった。時代の流れとしてしまえばそれまでだろう。そして映像化する上でアイデアに技術が追いついてきたとすればまた夢は膨らむ。しかしな~・・・、なんだかな~・・・ 想像の幅がな~、狭まってきてる気がしてならないな~。

 今日のSFでヒットを生む作品はこの題材を導入数分で終わらせてひたすらに風呂敷を広げるんだ。導入を如何にコンパクトに観せてしまうか、これが鍵になっている。展開や状勢の読めなさ、不確かさを好まない。この作品で言えば宇宙人がいるのかいないのかをひたすらに審議する、この段階を好まない。宇宙人がいるとしてドンと出してしまう。曖昧で微妙な感じが面白味だったんだけどな~。SFサスペンス的な要素ですよ。「Xファイル」とかですかね~胸がときめいたのは。「未知との遭遇」や「2001年宇宙の旅」だって・・・。「インデペンデンス・デイ」辺りが転換点なのかな~侵略映画の見せ方が定まってしまったのは。まぁ私はどっちも好きですがね。宇宙人のビジュアルを立てる上でまず人間ありきだという技術的なものもあったんだろうな~。


〇想起する作品
 「ヒドゥン」(1987)
 「ゼイリブ」(1998)
 


〇こんな話
 地球温暖化二酸化炭素犯人説の立証。


 北極の一部で緑が広がった!? 天文台では怪電波が!!? 何だ何だ何だ!!!?


〇地球温暖化
 この作品96年で次の97年に京都議定書でしょ・・・

 「未知との遭遇」が宇宙人のイメージや存在を浸透させることに機能したという裏話があるが、この作品もそれに近い。宇宙人が地球温暖化を目論んでいるというお話なのだが、一番に強調したいところは、浸透させたいところは、地球温暖化の原因が二酸化炭素だというところだろう。今でも二酸化炭素が温暖化の主たる原因だとすることに懐疑的な意見が多い。氷河期が来るからむしろ温暖化を促進させるべきだとするものまである。一番はそもそも温暖化してんの?ってな話なのだがこれは置いておこう。

 まぁ、そこまでヒットしたのか?と・・・

 うまいのはこれを前面に押し出さないんだよ。何か温暖化してね?二酸化炭素の排出量多くね?でもどこから出てるのかわからなくね?として陰謀論を絡めるわけさ。二酸化炭素が悪なのではなく、地球をテラフォーミングしている宇宙人が悪であると建前る。浸透しやすいよね~、このやり方は。


 これがその宇宙人。



 膝がね・・・

 彼らは脅威の跳躍力を有しているのだが、上の少年最後普通に走って帰るのよね。猫とかカンガルーとかから発想得たのか知らんけど、ここでも彼らと人間の違いを印象付けとけばいいのにと思ってしまう。走り方とかスピードとか・・・ まぁ逆膝カックンが十分衝撃なんですけどね。一応ピョンピョンしてたのかな。



 タクシーの運ちゃんとの世間話にて気温に関して言及してるんだよね。 暑くね? これでも涼しいくらいさ~! お前か~い!!

 その後のアジトにおいて人間と宇宙人とで発汗の有無を見せたのもうまいよな~。



 異星人たちは暑さを好むらしく地球を自分たちの住みやすい環境へとテラフォーミングを進めている。まぁなんでお前ら今の環境のままでも生息できてるのにわざわざ暑くするねんという。まぁ人類の排除ですよね。共存する気は無いと。今は我慢してる。


 これで何かやってるみたい ↓




 人類の火星地球化と絡めてるんだけど、いつから叫ばれてるんだっけか? 火星移住しようぜええ~!!って。

まとめると・・・

 ・地球温暖化が深刻になってきたから火星を地球化しようという動きが出た

 ・その温暖化は宇宙人が作為的に行っているものだった

 ・宇宙人もまた地球を〇〇化しようとしていた


そもそもの順番は・・・

 宇宙人の地球改造 → 温暖化 → 火星地球化


 秘密を知られてしまったわけでね。人類が100年かかることを宇宙人は10年でやってやら~と豪語していたわけで。人類の計画を悉く妨害工作で頓挫させてきたそうな。

 何だろうな~。そっちに力入れるよりも人類に火星地球化を推進させた方が話は早かったんじゃないのか? その方が人類を地球から追い出しやすくない? 好戦的でなく密かに侵略を図るほどの連中だろ? 相当な頭してるじゃない。計画も練りに練った上での、人類の行動原理を研究しつくしてのモノだったのではないのか。

 宇宙人がなぜ我々と遭遇しないのかという理由に一つ動物園仮説というものがありまして。敢えてね、遭遇しないようにしていると。異なる文明同士が遭遇することで起こる衝撃を考慮してのことだと。配慮してくれているそうな。

 それを想うとね、なんで密かに密かにやっていたのに、まぁ暗殺はしてたしお掃除も完璧にこなせる技術も有していて一番近くに監視役を置いていたわけなんだけど、こんなギリギリになって破綻しているのよね計画が。

 地球改造を10年でやれるのにそれを邪魔されるくらいなら、火星地球化を推し進め人類の火星移住をより現実味を帯びさせていった方が・・・ 温暖化の原因に対しての懐疑的な目も逸らせると思うけどな。現実的にまだ移住が不可能だからと温暖化どうしよ~?ってな話が為されるわけでね。

 いや、そうしていたのかな・・・??

 あ~でも後々邪魔になるのかな。早めに始末が一番かな~。



〇最後に
 ま~何だかんだ書いたが、浪漫溢れる作品なんでね。

 ではでは・・・

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