2017年2月11日土曜日

キラー・エリート(2011)

キラー・エリート


~復讐という名の火種~



〇はじめに
 SAS英国陸軍特殊部隊 > ネイビーシールズ

・・・なの? それともこれは1981年における情報??



〇こんな話
 石油高騰による経済危機から戦争が激化。革命、暗殺、秘密工作の時代へ。



〇終止符
 今回の仕事へと移行する前に談笑にて次の仕事の話が為されている。どこも飯が糞だからNYで仕事を取ろうと。





 段取りや手際の良さといった彼らの仕事ぶりからこれまでの仕事の数は伺える。今回の仕事(殺し)もその数ある中の1つでしかないのだと。そんな人間にやってられないと言わせるわけである。もう限界だと。



 請け負ってきた仕事の数々。そこには依頼主と請負人以外に様々な人間が介する。そんな思惑の交錯から、渦巻く陰謀から、現場における衝突は終始盲目である。いったい誰が狙ってきているのかと。だが狙ってくるのならば・・・と

 足を洗おうにもしがらみから逃れられず殺しの世界へと引きずり戻される主人公。その反面完璧だったはずの計画は、簡単だったはずの計画は、ひょんなミスからあれよあれよと脱線していく。彼という人間を束縛するが、1つのミスが命取りとなる殺し屋稼業。自らの選択による解放は許されず、自らの落ち度により死という解放へと向かうしかないという鬩ぎ合いに苦悩する者たち。


 ラストは今まで邪魔者を排除してくるしかなかったそんな人間たちの決断であると観せることに意味があるのか無いのか。依頼主ではなく仕事を請け負った人間の判断であることにも意味が??




 とある戦争の負の遺産が尾を引く、各々負の感情を引きずる時代における復讐という名の新たな火種とその後始末。様々な手段が講じられる戦後処理。

 戦争の終止符はどこで打たれるべきなのか・・・ 後腐れなく終止符が打てるのか・・・




 終戦と各個人の因果の兼ね合いを衝突する両者で交互に描かれるもののわかりにくかった、いやわからなかった・・・ 男女関係におけるやり直しや再スタート、う~ん心機一転で最後何かしら暗示されているがこれもイマイチピンと来ない。





〇最後に
 その何というか規模がわからないんだよね。全容解明とかそういうんじゃなくて、ド~ンと構えた人間が出てこないのよねこの作品には。黒幕って片づけてしまえばそれまでなんだけど。途中ドヤ顔で出てきて御親切に解説始めるけど、お前誰?とか、誰だっけ?って結局お前も下っ端やんけみたいな即退場キャラが出る作品は困っちゃうのよ。まぁそんな中もがく人間たちを追っていければいいのかな。


 ではでは・・・





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