アライバル2(1998)

アライバル２

～削減目標～

〇はじめに
　前回の意外や意外お前もそっちやったんか～いというオチを踏襲している前提であろう、サスペンス要素が強くなっている。混じってるぞ！！



〇こんな話
　原発推進ちょっと待った！

　前回の主人公は心臓麻痺にて死んだことになり、今作はその弟が主人公。




〇削減目標
　前作では火力発電所における二酸化炭素の排出で温暖化仕方ないじゃ～んと開き直っていたのが、今作では温室効果ガスの排出量が問題となりよりクリーンな発電、原子力発電が取り上げられている。

　ところで気になったのが原子力発電所を爆発させれば温暖化が一気に進むとか悠長なことを言っていること。そんな場合やないやろ。スリーマイル島やチェルノブイリはどうなっとるねんと。温暖化の前に人が死ぬは・・・

　と、疑問に感じたもののおそらくはやってることは根本的に何も変わらないということなのだろう。単なる隠れ蓑として発電所というカタチをとっているだけ。発電ブーム、温暖化ブームに乗っかっただけ。装置も同じようなの登場してますし。というより前作の画そのまま使ってますし。

　前回のこれね・・・

　今回の・・・

　オゾン層を破壊して温暖化を図ってるってな証言も出てきてて、この機械は二酸化炭素を排出しているのか、それともオゾン層に穴をあけてる装置なのか、イマイチわからなくなってきたな。両方やってのけてるのかな。

　あと気になったのは吸引力の変わらない丸い掃除機ね。

　今回あの丸いのが彼らの我々で言うPCだということが明らかになるわけだが、あのお掃除機能は何なんだろうか？？　記憶記録媒体として観せるためであろう、吸い込んだモノの情報を引き出せもしていた。データを取り出せるのとそのモノを取り出せるのとで違いを示さなかったのは何なのか？　要は情報の変換（及び返還）と言いましょうか。テラフォーミングや仮想空間を創り出す技術に突出していながら、この辺のデータ管理の杜撰さはいったい何なのか・・・

　PCというより、外部記憶装置としておいた方が的確かな・・・

　USBライターってのがあるらしいけど、これはUSB掃除機なのかな。

〇最後に
　この感じが良いんよね～。結局全容が見えてきそうで見えてこないというね。陰謀論好きなら是非追いかけていただきたいシリーズです。

　ではでは・・・