~どうした??~
〇はじめに
どした?どした? なんで普通にヴァンパイアものやり出してん?
「プリズン・ブレイク」がシーズン1で脱獄達成しちゃってタイトルはそのままみたいな流れかな。
〇想起する作品
「ブレイド」シリーズ
「デイブレイカー」(2009)
〇こんな話
人間が狩られる番は終わりだ。
〇人間とヴァンパイア
前作は極夜が明けるというリミット(希望)だったのに対し、今作は極夜へと入るというリミット(絶望)になっていることで「30デイズ・ナイト」というタイトルは回収しているものの、その計画を阻止しようとする者たちの描かれ方がテキトウ過ぎるので何とも言えない。
ヴァンパイア被害者の会が発足してどうやらヴァンパイアハンターを気取っているようだが彼らの経緯が全く以て見えてこないのは問題。リリスなるヴァンパイアの女王打倒を掲げ復讐に生きてきた者たちが何の対策も無く敵のアジトに突っ込んで右往左往している姿は滑稽にしか映らない。
最初の講演会においてヴァンパイアの存在を知る者(当事者及び被害者)と知らない者(部外者)とでの絶対的な壁を演出し、その垣根を取っ払うのに機能した紫外線ライト(照光器)。人間には無害であり、ヴァンパイアには絶対的な効果を示す武器。これほど強い印象を与えておいて、完全アウェイの状況に突っ込む中で持ってかないの??
人間らしさを保ったまま死を選んだ前作のラストと、今作のヴァンパイアでも人間らしさを保ったまま生きていた証人と、首を切られていなければ復活できるという事実と。人間とヴァンパイアとの種の壁と、人間における垣根とを描けてこその彼女の最後の選択。
復讐に生きた者が復讐を完遂し残ったモノは?とする前作からの「ムラ」「家族」というところへのオトしはまぁ練られたものか・・・ 今までのことを忘れ生きていきたいとする同志がいたわけだが、そのきっかけとなるはずだった人物がいなくなったら? 彼女はどこへ帰ることができるのか。
〇最後に
他にやり様が無かったんかなぁ~。これ観るなら時間は掛かるけど「ブレイド」シリーズ観た方が充実するんじゃないかな、うん。
ではでは・・・
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