~罠屋敷~
〇はじめに
泥棒は良くないよ・・・、でもね・・・応援しちゃうよね。
〇想起する作品
「ブレーキ」(2012)
「ドント・ブリーズ」(2016)
〇こんな話
すべては娘のために・・・
〇そこら中罠だらけ
この光に群がってる虫ってのがまず暗示だったのかな。
光に吸い寄せられたことで出られなくなってる・・・みたいな??
あとやたらと蜘蛛を映し出しているのよね。蜘蛛ってのは罠と言えるのかはわからないが、糸を張り巡らすことで獲物が来るのをじっと待つ生き物で。捉えた獲物は糸にて雁字搦めにしてコレクト(保存?)する、している様に見えたりする。これがまた1つ縮図なんかな。
無警戒に蜂の巣の下に足を踏み入れていたりするのも主人公の冷静さを観せるとともに、これから起こるナニカの前兆というか嫌な雰囲気が立ち込めていてよかった。
雇われた家に盗みに入るという利点に対して、外部からの侵入を想定し防犯対策を施していたことが侵入ではなく逆に脱出しにくくなるといったところに作用させているのはうまい。さらには相手が自分の存在に気付いていないことで事を有利に進められるはずが、その有利にするべき選択肢に対して罠が仕掛けられているというのも巧み。そして彼を踏みとどまらせる娘の存在もあり、主人公が窮地に立たされる様はもう見事見事。
普段何気なく行っている事、要は警戒する必要が無いからなわけだが、それ故の非常事態に陥った際の対処法へと至るストレートな思考・行動に対して施されている幾重もの罠が実にいやらしい。主人公の注意不注意というところを軋む階段を皮切りに、電話に、ドアに窓に・・・、縋るべきところに必ず罠が出現するといった流れも、状況理解への誘導が無駄に丁寧というか親切というか、主人公の立ち位置に説得力を帯びさせている。
そしていつの間にやらそこら中に隙間なく罠が・・・、痛いわ~(/ω\)
こんな罠解除してる場合ちゃうねん!
二段階目の罠もすんなりか!!
〇最後に
私だったら見捨てて逃げますね。いや出られないか・・・、いやまず入らないな。
ではでは・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿