~直視~
〇はじめに
章立てて描いているのが昔って感じで趣があるね。
〇こんな話
そこのホテル、昔女の人が自殺したらしいよ。
〇直視
廃業間近のホテルでアルバイトをしている女性。いつかはと夢見ながら今は充電中としているが、どこか現実から目を背けている節がある。憧れの女優が実際に会ってみたら期待外れ。落胆の色を隠せない。何かが変わるかもしれないと思っていたのかもしれない。世界が開けて見えると。しかし決してそんなことは無く・・・
故の心霊現象追及。信じられない信じたくないものよりも、信じられる信じたいもの。最初の見逃すまいとするビックリ心霊動画はさすがにビビった。その世界を信じたいのだとする彼女の希望や期待のようなものが伺える。業務のマンネリ化(職務怠慢)もそれを意識してだろう。しかし見舞われてみたら・・・
興味本位(冗談半分)というよりは、自らの知らない世界を知っている人間に憧れを覚えるというのはよくあって。現実を受け入れるよりもあるかもしれないいや無いだろうということに没頭したくなる、のめり込みたくなる。そうしている間は見えなくなるものがあるからだ。見なくて済むからだ。
こんなところから心霊現象を見せたのはおもしろかったが、個人的には彼女の精神的な部分からよりも、いつも見慣れたところがいざそういった事実(歴史)を知ると全く違って見えてくるといったような場及び雰囲気といった恐怖を描き出してほしかった。ホテルの日常を映し出す上で職務怠慢というところの良くも悪くも合わなかったところだろう。いやそこまでも踏襲している作品なのだろうか。
〇最後に
で、何だったの??
ではでは・・・
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