~共存~
〇はじめに
閉塞的な空間から外に出たことで戦略・戦法の幅が広がった。VSゾンビにおける業種職種。逃げ道や隠れ家等々も。教会や学校といった身近な施設の数々。そして観せ方がかっこいいから妄想(脳内シミュレーション)が広がるのよね。
〇想起する作品
「ブラックホーク・ダウン」(2001)
「28週後...」(2007)
「ゾンビスクール」(2014)
〇こんな話
ミラ・ジョボヴィッチ無双プロローグ。
〇共存
前作においてクイーンが感染者たちにとった即断即決行動。これとの対比でその判断が人間には容易くできないことが今作でも人間ドラマに活きてくる。中でもうまかったのは初っ端に感染したと自覚した自殺者を描いたことだろう。感染者をどうするかの選択は自らも決して例外ではない。署内で手を拱いていた同僚を尻目にヘッドショットを決めていくジルの迷いというのもあった。
感染したとわかった時点でそれを即排除できるのか。その人が豹変して初めてそれを排除するという選択肢が生み出されるのか。ゾンビになった妹に死体を喰わせている神父?もいた。ワクチンの存在がその選択にさらに歯止めをかける(ようになるのだろうかこれから?)。判断の遅さが人を助けも殺しもする。少しの犠牲で多くを助けるのか。少しでも多くを救おうと多くを危険に晒すのか。ここの葛藤が事態を複雑にする。
今作では保菌者の存在が明らかになる。これがメインだろう。体に変異を起こさない状態でT‐ウィルスと共存しているアリスとアンジェラ。そして変異を起こしたまったが一応共存というカタチにとれるマット。
花粉情報が天気予報(気象情報)にて取り上げられていた。我々はこの病に対してアレルギー症状を抑えるという方法をとっているわけであるが、これがそのまま縮図だったわけだ。T‐ウィルスと人間が付き合っていくことは可能ではある。要は塩梅の問題であると。1つの道が開かれた。この選択肢の出現でこれまた事態は混迷を極めていくのだろう。
〇余談
警察、特殊部隊が手こずる相手を突如乱入し無双するミラ・ジョボヴィッチを魅せた観せ方はさすがだ。
かっけええええええええええええええ
こいつは最後までさぞ活躍したんだろうな~
こいつほんっと期待外れ
上からの景色に慣れ過ぎ もっと足掻けや 這いずり回れや
全く以て雑魚だった。所詮下っ端だからな・・・ 残念だよ・・・
〇最後に
今作はヒロインの座をジルに持っていかれた感がある。
わかりますかね。この佇まいすごい好きなんですよね。
いや私は相も変わらずジョボファンですがね。
ではでは・・・
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