~侵略してくれるかな?~
〇はじめに
あ~これ「インデペンデンス・デイ」だわ。
〇想起する作品
「エイリアン2」(1986)
「インデペンデンス・デイ」(1996)
「宇宙戦争」(2005)
「地球が制止する日」(2008)
「ノウイング」(2009)
「宇宙人王さんとの遭遇」(2011)
「V」
「幼年期の終わり」
〇こんな話
エイリアンがコミュ障だった場合の思考実験。
〇侵略する気ある?
侵略の方法が人間側の対策ありきで考えられたものばかりなのよね・・・
彼らの工程をまとめると
いきなりお舟登場 → 無言 → 偵察機出動 → 偵察機撃墜 → アメリカおこ 核だ! → 主要施設及び都市破壊 → 和平交渉に来た
は?
インパクトが薄いんだよ。この流れは「インデペンデンス・デイ」でやってるし判断の速さは好感が持てるわけだが。
まず地球まで来られたってことで技術力云々の説得力はあるわけさ。人類は未だに有人では月が最高記録。それがオリオンから来たなんて言われたらそりゃさぞかしってな思考に陥るはずである。が・・・
あとさ~、実はオリオンから来てないってなことになるのだが、ここでエイリアンが嘘をつく必要無いのよね・・・ 人類をナメてる要素と疑心暗鬼要素なんだろうけどさ・・・
で、そんな技術を有する連中がわざわざこんなところまで何しに来たんだよってところが「インデペンデンス・デイ」ではネタになったりしてるのだが、この作品はすげえよ。人間が考える暇なくエイリアンが示してくれるんだから。わざわざ和平交渉に来ましたってさ。それで人間側がまたすごいのよ。安全を保障したいからお前らの技術力見せろよと・・・
あのね、ここで何がすごいかってエイリアンたちはわざわざ地球という惑星とそこに住む人類という種をどうやら1人1人個人情報に至るまで調査していたようなのさ。最初のUFOの墜落が2003年。少なくとも13年は人類を見張っていたわけだよ。新大統領就任もすぐに嗅ぎつけたくらいの情報収集及び調査能力。何より対応力だよ。まずこれに頭が回るべき。
次にね。わざわざ地球の言語を話しているわけさ。最初は暗号だか信号を解読としていたはずなんだが、女王自身が大統領と向き合って地球の言語を操っていた。これって相当よね。
少々話が逸れるが、「100,000年後の安全」という作品がある。放射性廃棄物を処分するためのオンカロという施設が紹介されるのだが、今までに出現した言語でここは危険な場所であるということを記しているらしいのだ。今までに同じ言語(正確には文字?)は出現したことがないということを考慮しているらしい。何かしら危険だということを察してもらうために。
そんな移り変わりのある言語というものを彼らはたった13年でコミュニケーションがとれるまでに発展を遂げたのである。やべえだろ。絶対勝てんわ。
となるはずが、医療技術を見せつけられてやっとこさこれすげえなとなるわけさ・・・ う~む・・・
しかしエイリアンらは地球人が鈍感だということを13年以上の調査で結論付けていたようだ。そのための主要都市施設の破壊というオーバーキルだったのである。さすがである。
でもね、所々エイリアンもバカなんだよ。
まず実力差を見せたいのならば、先制攻撃よりも攻撃を全て受けきった方が有効ではないのか。主要施設及び都市の把握は完璧だったわけだろ? ならその攻撃手段に対する防衛手段ってのは対策できたはずなんだよ。それほどの技術を有していると観せたのだから。
仮にそれができないのならば、偵察機をも攻撃の意志と見る小心具合を観せるのならば、戦艦を視認される前に主要施設を破壊しておくべきであるわけさ。それか事前に何かしらの信号(メッセージ)を送っておく。警告でもそれこそ和平交渉の内容でもいい。それで相手にされなかったからと実力行使で人類の攻撃手段を排除すればいい。それから姿を現せ。まぁ逆でも良いが。彼らの慎重さが伺えるではないか。
輸送船のセンサーの位置はどうよ。乗船してから検査を開始する。侵入を簡単に許す警備システム。杜撰も杜撰よ。エイリアンの思考と動機と目的と、ひたすらに矛盾するでしょうよ・・・
何が言いたいかって~と、和平交渉が本当の目的であるにしろ無いにしろ、肝心なのは人間を信用させることで。彼らから考えたら油断させることで。こちらが真に一番に優先されるべき事なのである。しかしエイリアンらはわざわざ人間を疑心暗鬼させるように動いている。
へ?
真の目的としては地球の植民地化と人間の体内からのエネルギー摂取があったわけだが。これは彼らにとっての種の存続を掲げた一大プロジェクトではなかったのか? 自然淘汰だとかなんとかほざいていたわけだが、徹底的にできないならやめろ。遊びじゃねえんだよ。地球人との交戦によるダメージと、お前らが地球人を排除するための地球への攻撃と、後々の効率を考えろ。そこら辺の勘定はやってくれ。
それでだ。言語を習得したのにも関わらず、握手の存在を知らない。それで和平交渉? 外交馬鹿にすんじゃねえよ。人間の指揮系統(政治外交)を見て学んだんだろ? 優先的にトップの連中を指定して連絡取ってただろ? 13年以上何を見て判断した結果のアプローチなんだよ・・・
あと挙げるのならね、
人間仕様に作られた再生装置よ・・・ これも特に意味が無かったという・・・
地球を侵略しに来るような輩は地球と同等条件を飲める者たちで、大きくは重力が影響し人間と同等の体長(体格)の者たちだってな話がSF的にあるにはあるのだが・・・
エイリアンたちの姿(体格)はというと・・・
どうなんでしょうねこういうの。
これに入るか? 女王であることを考慮してもだ。あの体格が入り切るか?
2種類いるとかも言ってたけど。
これを仮に侵略のためのエイリアンらの用意周到さと見せたかったとする。人類を信用させるための。ならば人間の反応をもっと考慮すべき作戦があっただろう。コミュニケーション方法がいくらでもあっただろ。またエンドレスになるからこの辺りで止めておく。
〇最後に
変に話を捻ろうとしすぎ。だから支離滅裂になる。そっちに開き直っちゃダメだ・・・ 久しぶりにこの手の作品でイライラしたな。
ではでは・・・
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