2016年3月20日日曜日

ゾンビスクール!(2014)

字幕翻訳:種市譲二


~食の安全~


〇はじめに
 やり尽くされているであろうネタを、学校のしかも教師という職業に準えてうまく観せていたように思う。

 アナログ思考が良いんだとか言って、化粧をし、携帯をいじり、教師に悪態をついていた生徒たちが、ゾンビになって学校中を走りまわる様は笑えた。


〇想起する作品
 「ザ・フィースト」(2005)
 「コンテイジョン」(2011)
 「デタッチメント 優しい無関心」(2011)
 

 「キングオブコメディの風紀委員のやつ」


〇こんな話
 白熱! ゾンビ教室!!



〇コメディ
 とりあえず全体的にうるさい。ホラーとコメディのバランスをとるためであろうが。

 大音量で残虐な描写を、子どもゾンビの様を観せつける。その合間に繰り広げられる教師側の何とも子供じみたやりとり。ひたすらに汚い言葉を吐き、汚いことをさせたりする。それほどのストレスということか。そしてどこか冷静な様が笑えてくる。そんな場合や無い!!

 悠長に自販機に1ドル札入れてるんじゃないよww このネタは使い古されてるよね。

 保健の先生が堪らなくツボだ。キングオブコメディの今野を想起する。風紀委員のネタとかね。 会話入門を片手に・・・ww とりあえず言動はちゃめちゃ。


〇食の安全
 最初のチキンナゲットの製造工程を観てゾッとした。普段製造工程なんて気にせず食べ物口にしているわな。それほどの信用・信頼を築いている社会と見ていいのだろう。日本の価値観だが。

 特にミンチ系の食べ物なんて何が混ざってるかわからない。少しくらい変なものが混ざってても・・・。サバとさんま・・・ サイコロステーキなんて焼いてたらどんどん小さくなりますは・・・

 チキンの首ちょんぱもな~。ウジが湧いてるわ、ハエがたかってるわ。そんな環境下でチキンナゲットが作られていく。是非ファーストフード店で上映を。

 カップめんに虫が混入した事件が一世を風靡したなそういえば。それをはじめとし、食品の異物混入問題がフィーバーした。

 どこまで信用していいのかなんてのを探り出したらキリがありませんからね。そこをうまく解消するために、ここまでは大丈夫だろうという線引きをして我々は生活をしているわけでして。いつでもどこでも不安や恐怖に駆られているわけにはいきませんから。気にしだしたら何にも食べられなくなりますよ。何にもできなくなります。

 知らず知らずのうちに、無意識にこの思考が出来上がっているわけでして・・・ これがそもそもの問題なわけなのだが・・・

 賞味期限・消費期限が切れていようが自分が食べる分には問題は無い。自己責任。ただそれを商品化する、商売をするってなところが問題なわけで・・・ その状態では古くなろうとも、加工すればまた新しいものとして売り出せたりも・・・ そのまま売って開き直ってる方がおりましたね。



 そんなに心配ならと、究極自給自足をすれば良い。という結論に至ったとしましょう。では水はどこから引きますか。土は、肥料は・・・ 毎日の田畑の手入れはどこまでできますか。盗まれない可能性は無いですか。人間だけではありません。野生の動物への対処は。100%全てに目を光らせられますか・・・ 日々の労力、維持費等々・・・  ってな具合に、どこまでもどこまでも心配の種というのは尽きないわけです。

 これらを解消しようと頑張った結果、今の社会が築かれているわけです。ただその過程・経緯を忘れつつあるというだけ。

〇余談
 ところどころネタをぶっ込んできているのだろうけどわからない・・・、拾いきれない・・・

 「スピード2」はおもしろかった・・・

 蛙と毛虫の件は何だったん??


 教師という職業の位置づけにはじまり、女性の社会的地位? 同性愛者、闘鶏と鳥インフルエンザ等々のネタも満載なわけか。


〇最後に
 チキンナゲットの最初のシーン観て腹下したのよね。子どもたちの感染過程を大分見逃してしまった・・・ 気持ち悪くなる準備をしてね、鑑賞してください。

 ではでは・・・

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