2017年4月20日木曜日

キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー(2014)

キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー


~監視社会~


〇はじめに
 これってウォーターゲート事件だけでなく、スターウォーズ計画も下地にあるよね。

 アクションかっけっす。


〇想起する作品
 「ギヴァー 記憶を注ぐ者」(2014)
 「エンド・オブ・キングダム」(2016)





〇こんな話





〇監視社会
 最初にキャプテンの隠密作戦が描かれるわけだが、これが今作インサイト計画の1つの縮図である。事が大きくなる前に事態を収拾する。とある事態を未然に防ぐ。敵対するウィンターソルジャー、暗殺という手段の位置づけもこれ。

 これに対し、いやそもそも起こる前のところ、起こす要因を消してしまおうと。まだ事は起きていないのに、起きる可能性があるからと対策を講じる。危険因子だけでなく、危険因子となる可能性のあるモノも全て排除してしまおうと。犯罪者だけでなく、犯罪者予備軍と判断できる者も排除してしまおうと。はみ出た者だけではなくはみ出そうな者も排除してしまおうという試み。いや、出る杭を打つのではなく、杭を作らせない、かな。

 自由を売ってでも安全を買いたいとするご時勢に、一見画期的なシステムである。


 しかしピアースが家政婦(メイド?)を殺す場面が実際のところだ。「家政婦は見た!」状態なわけだが、家政婦がその話を漏らすとは限らない。しかし彼は一切の躊躇無く撃ち殺すのである。漏らすという確証はないが、漏らさないという保証も無い。ならば・・・

 危険な芽を摘んでおくに越したことは無いわけである。

 突如襲われる長官。後手に後手に回る様が描かれた。先手を打つことの重要性も説いている。


 故にこう言い換えることもできる。

 罪なき人間を守るための戦いにおいて、罪を犯していない人間に罰を与える。

 ・・・これもうわかんねぇな。


 ここがエレベーターに始まりスティーブと長官との間で人の信用といった話で為されている。昔は・・・、今は・・・。インサイト計画において排除される対象はどのように判断されるのか。何を以て何に対して脅威とするのか。こんなん設けている基準でいくらでも変わってくるわけで。

 こんなところを最後の脱出劇、ビルの外側には階数なんて書いてないといったところで示しているのもおもしろい。内側と外側でまったく景観は異なる。



 究極的なところで独裁に行き着くインサイト計画。これを全国民に銃を突きつけることで恐怖による統治としているわけだが、上に立つ人間によって実は良くなる可能性も秘めているところが外せないところで。これがどうやら「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にて問われるようだ。





エミリー・ヴァンキャンプ
 スカヨハ載せようと思ったのだが、エミリー・ヴァンキャンプ好きなのよね。























 やわらかい貌からのきつい目つきがドツボです。




〇スタン・リー



















 この人がやる役は誰がどうやって決めているのだ??



〇最後に
 次は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」。


 ではでは・・・



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