~弱点~
〇はじめに
アクションシーンでCG使ってグニャグニャするシーンがあるんだけど、ドニー・イェンはそんなもんなくてもキレッキレなんだよね。これは狙ってるの?
〇想起する作品
「今日も僕は殺される」(2007)
〇こんな話
ヴァンパイアと人間の両方を襲う変異種リーパーが出現。ブレイドとヴァンパイアは一時休戦し共同戦線を張ることに。
〇弱点
1で起きた内紛と同じように今回のヴァンパイアVSリーパーという対立も結局は純血種のヴァンパイアのお陰で起こったものでして・・・ まぁこれは置いといて・・・
動機としても同じく弱点克服とヴァンパイアの上位種になるため。1作目では廃れた歴史を解き明かすことでそれをしようとしたのに対し、今作は最先端技術(科学や医療)によって為し得ようとしたという違いがあるだけ。大体やってることは同じというか結局一緒だったということなわけだが、持って行き方が前作とは異なる。
前作はブレイドとヴァンパイアとの対立を踏まえての外からヴァンパイア内の対立を観せられたわけだが、今作はリーパーという共通の敵を見出すことで共闘というカタチでヴァンパイアの内に入り込み内情を探る中で見えてきたのが実はまたもやヴァンパイアの内輪揉めだったという観せ方をしている。外から眺めるか、内から眺めるかの違い。
これにより前作がブレイドという存在とヴァンパイアという存在の「違い」というところに重点を置いたのに対し、今作はブレイドとヴァンパイアとの「共通項」を見つめることに機能することになる。特には純血種との、とした方が良いのだろうか。
飢え。ヴァンパイアが生き血を飲むことで癒しているのに対し、ブレイドは血清というもので抑えている。飢えを満たす方法は異なれど、飢えというものに逆らえないのは同じなわけだ。いったい両者に何の違いがあるのかと。ヴァンパイアの1人に飢えという定めを受け入れたとも言わせている。それありきで生き抜く覚悟をしている者がいるわけだ。
この共通項を踏まえ見つめるべきが弱点というもの。ニンニク、銀、そして日光。これの克服にヴァンパイアは躍起になっているわけだが、ブレイドにはそれが無い。ならばと相棒のウィスラーが人質に取られることになるわけだが、果たしてそれが弱点であったのかと。ヴァンパイアたちと同じように克服すべき、排除すべきものだったのかと。
これがラスト失敗作だった血縁関係のある息子を切り捨てた野郎との対比(違い)になっている。弱点克服を排除というカタチで行ってきた者との。
当初は殺害を目的としていたウィスラー救出から始まるブレイドはどうだったか。
うむ、ブレイドという男が際立つ。
〇最後に
セクシー!
こいつ戦闘面に関しては劇中役立たずなんですけどね。最初ブレイドと互角に渡り合ったのに・・・
ではでは・・・
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