~異能バトル~
〇はじめに
気功波、フォースといったものを使う忍者たちには厨二心をくすぐられる。
〇想起する作品
「忍空」
「スター・ウォーズ」
〇こんな話
いがみ合っていたそれぞれの地に広がった忍者一族。忍者の血筋そのものが絶滅の危機に晒されたことで平和会議を開催することに。しかしその場にて長(マスター)が暗殺される。再び混沌へ、はてさて・・・
〇異能バトル
体術だけでなく、+α特殊能力があるのはツボを突いていると思う。優先的にその能力を使うというよりも、飽くまでも補助的にしたのも好感が持てる。
最初にマスターの戦いを観せたのもこれだろう。特殊能力の発展型ではない。飽くまでも頼るは自らの肉体(力)。鍛錬が重要であると。
そんなマスターから招集がかかるわけだが、ひたすらに鍛錬しているだろう、もう日々の全てが鍛錬であろう忍者たちが・・・
車で行こ~
これはギャグなんだよねきっと。マスターに劣るところとして描きたかったと割り切った方が良さそうだ。
彼らは最終的なところでやはり特殊能力を頼る節がある。これが彼らの歩む道はまだまだ長かろうという展望にもなっているのかどうなのか。
ただこれを狙っているのならマスターの要素だけでは足りないんだよね。特殊能力を使った彼らを素手で圧倒する人間を描かないと。だから別段意識は無かったんだろうなと思う。まぁそれをゾンビで補ったのかどうなのか。
この辺完全に「スター・ウォーズ」だったな。この能力をゾンビに使っとけば無双できるじゃんと思わせてしまってはダメよ。むしろゾンビ無双を観せておくことで、最後の戦いがどんな力の衝突になるかわかっているからワクワクするんじゃない。
どうやらいろいろとネタはあったみたいなんだよね。ただそれを最後のところで集約させ過ぎてしまった。能ある鷹は爪を隠す、というところを意識したのだろうか。
ただこの手の話がウけるのって、黒幕(裏切者)が意外な人物ってこともそうなんだけど、単純に力VS力というところを観せることができてって前提ありきだったりもするんだよね。主人公及び味方の能力を際立ててこそ、それを出し抜いた敵ってのがまた活きてくる。この作品はただ敵を強大に描こうとする意志が先行してしまった気がする。後出し後出しは厳しいな。
主人公たちが鍛え上げた技で雑魚に無双するのを見せ、段々と強い連中に移行していく中でそれぞれの技(個性)を披露する。そして最終的にそれらがボスには果たして効くのかってところがおもしろくなる要素で。そこでボスの技が今まで使用してきた技の上位互換だったり、別の変化を遂げていたりと絶望感を味わうのが醍醐味なわけで。一応具現化できる武器の数ってところとかあったんだろうけど、ここをもっと嚙み砕いてわかりやすくしてほしい。
この辺があちらさんではまだまだ理解できていないんだろうなと思う今日この頃。今度は少年漫画的な要素も突き詰めてほしいな。
そういえばあちらさんでも異能(能力者)バトルでヒットした作品って無いんじゃないかな? ファンタジーはお手のもんだろうけど。
「エアベンダー」「アイ・アム・ナンバー4」「PUSH 光と闇の能力」・・・etc この辺ですか最近だと。
あ~「クロニクル」があったか。
〇最後に
総じて悪くない。ただ忍者という定義や、敵対する勢力のどちらも定まらなかったことが、あ~なんか馬鹿やってるなと思わせてしまっただけ。個々で観ていけば全然おもしろい。ただそれを流れとした場合にはちゃめちゃだよねと。
整合性とまでは言わない。ただ能力における長短を活かすシチュエーションをもう少し練り込んでほしかった。それだけでこの作品は化けるだろう。
次、期待していいですよね? お願いします。
ではでは・・・
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