2017年3月11日土曜日

ファースト・インベイド(1999)

ファースト・インベイド


~未知との遭遇具合がなかなか~


〇はじめに
 F-117が時折フィーチャーされてるが・・・ ステルス戦闘機であることと、作品制作との前後がわからないが撃墜例が無かったというのに意味があるのかな。UFO(エイリアン)との戦闘において当時最強を誇った戦闘機が難なく撃墜される様を見せつける。技術力の差が知れる。いや偵察機としての方の役割が物語に関わってるからそちらか。今だったらF-22になるのかな。まぁ何にせよ時代を感じる。



〇想起する作品
 「AVP2」(2007)



〇こんな話
 墜落したUFOに乗ってたやつを食い止める。






〇未知との遭遇
 はじめのF-117のお話と、エイリアンたかが一人に核兵器を使用し街ごと消滅させるという件が事の大きさを表しているわけであるが、それに追いついてこないモノが多いのがいたたまれない。



 ただ話のつくりとしては昨今の侵略ものの礎だろう作りというかなんというか・・・、CGが普及した今日B級SFと分類されている作品には見られない真面目さを感じる。

 主人公たちのイリーガルな感じ(ミッションインポッシブルな感じ?)でキャラを立てて~の、敵の実体が不明な中での戦闘でエイリアンを立てて、現状実力が計り知れない両者の対立を煽る。その対立を促す動機もF-117戦闘機の役割で補完されているし、この作戦の入り方と真の目的との差異により誰もが手探りであったという未知との遭遇具合も見事に演出されている。




〇最後に
 この作品がどれだけの規模なのかわからないが、最近のB級SFはこの手のを焼き増しすればいいのに。POV系は極端に宇宙人の実体を映したがらないし、CG使いたがりの作品はエイリアンの造形を観せたがる。この狭間な作品が出てこないんだよな最近。悶々だぜ~・・・


 ではでは・・・



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