2017年3月3日金曜日

イントゥ・ザ・スペース(2013)

イントゥ・ザ・スペース


~欠陥~

〇はじめに
 イライラする。




〇こんな話
 休みだからとバカンスに宇宙へと飛び出した学生がとある惑星に不時着して大混乱。



〇欠陥
 不時着の原因となったのが、宇宙船をイジったことなのだが・・・

 その理由として目的地到着までの時間に不満を覚えたことで。遅えよと。宇宙船のリミッター外し高速ひゃっほ~、なんだろ・・・ただの馬鹿だよね。

 旅行の計画を立てるに当たり、それぞれの所要時間ってのは確認して然るべきだろ? それに備えて何かしら準備しとくんじゃないのか? 渋滞するから日にちや時間をズラすとかさ~。こいつらどこ目指してるのかもこの時までわかってなかったんじゃないのか? どんな計画立ててたんだよ・・・

 全て任せっきりじゃダメなんだよ。いくら客でもね。旅行会社の格安競争における弊害の事故が日本でも話題になった。結局末端の会社に責任を全て押し付けるカタチで収束した。大衆の注目を逸らしたんだ。またそれを掻い潜って出てくることだろう。どこよりも安くてどこよりも安全・・・ またそれを頼る連中がたくさんいるから終わらないんだよ・・・ 安いってことはどこかを削ってるんだよ。で、どこを削りやすいっていったらそりゃあね・・・

 まぁこの作品はただの宇宙船のレンタル会社なんだけど・・・

 そもそも人間が関わる時点で100%安全なんてないんだよ。それを如何に徹底しようかとする気概があるかないかの違い。一応この作品も最初に描かれている。彼らに船を貸したのは係員である人間であった。コンピュータは承認できないとひたすらに拒否していた。しかしもう一人の名義で貸すという抜け穴を見出したんだ。


 で、前科何犯なのかも忘れたのか。運が良かったとか抜かしてるけどさ。お前ら今までのことで何も学んでないんだな・・・ いやそんな人間だからひたすらに同じ過ちを繰り返すのか。なら馬鹿で終始徹底してほしかったな。リミッターつけてる会社が悪いとか。制限速度を最大速度にした宇宙船を作らないから悪いとか。簡単に壊れる宇宙船貸し出してんじゃねえよと。そういう奴に限ってね、そういった対策をとるとまた逆の文句を言い始める。さすがだよ・・・ 尊敬しちゃう・・・


 そして異星人に襲われるわけだが、人間が襲われるという理由を創り出したのもまた人間(軍)だったわけで。いや確か襲われてないんだよね。彼らを襲ってきたのは人間で。それを勘違いして勝手に恐れて攻撃し始めるという・・・ で、攻撃し返される。近寄って来る者がいたら殺しに来てると思え、という教訓かな。


 人間における欠陥を見事に描き出した作品として評価してもいいかもしれない。ただ、ひたすらにつまらないしイライラする。



〇余談
 兵士がひたすらに司令官に連絡とるんだけど、仮に惑星1個攻め落とすことを考えた場合に司令官1人で足りんの?




〇最後に
 前世が戦士と占われた女とその占った女が生き残る。これに何か意味があったのか?

 ではでは・・・




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