2016年4月26日火曜日

リクルート(2003)

リクルート[DVD]


~情報戦~

〇はじめに
 コリン・ファレルにアンドリュー・ガーフィールドを垣間見た。


〇想起する作品
 「守護神」(2006)
 「アメリカを売った男」(2007)
 「エージェント・ライアン」(2013)
 「パワー・ゲーム」(2013)
 「キングスマン」(2014)
 「ラスト・リベンジ」(2014)
 「スパイレジェンド」(2014)

 「モンキーターン」
 「CØDE:BREAKER」


〇こんな話
 CIAに、俺はなる!!


〇情報戦
 教官と教え子(師弟関係)だということを強調し、主人公ならではの特別扱いを見せ、(彼が主体の)任務遂行者と認識させ、監視対象を提示することで、一方的にしか事象にアプローチ出来ていなかった、させていなかったとさせるのはうまい。よくある手口だ。築いたら悪事の片棒を担がされていたと。

 どこまでが真実でどこまでが嘘なのか。うわべだか虚像なんて言葉を使ってたか。意図的に制限して与えられる、止むなく限られることもある情報に関して何かしら判断を下さなければならないわけで。その情報をどこまで捉えられているのかと。如何にして信用できると判断するのかと。ここの問題点を、盗聴や監視カメラの限界、嘘発見器の存在を示しての心理戦等を交えながら展開していくわけだが、大しておもしろくもない。


 情報戦においてバークが全てを支配していたはずであったが、それを逆手にとり見事ハメることに成功。ここの駆け引きにおける皮肉はおもしろいか。知っているが故の勘繰りと開き直り。自ら全てを暴露し始め、気付いた時には時すでに遅し。しかしラストは彼がその場で描いた筋書き通りになってしまうという、乗せられてしまうCIA捜査官たち。ここはどう観るべきなのだろうか・・・。

 情報の質や量が重要視されがちである情報戦。知らない方が結果的に良かったこともあったりする。情報を得てそれを判断し行動するのが、全知全能ではない人間であるからなわけであるが。主人公のうわべだけの情報提示と、バークの下手な勘繰りと、耄碌してる他のCIA捜査官たち。この構図は・・・


 結局承認欲求につながる。最初にバーク自らが訓練生に説いている。これは強い愛国心ならではか。自国の民が敵として牙を向きはじめることへの警鐘か。2003年時はわからないが、最近は内に敵を作るのが流行ってるしな。


〇最後に
 なんかこれと酷似した作品があったと思うんだが・・・、思い出せない。思い出したら追記しておく。

 ではでは・・・


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