2016年5月2日月曜日

ANOTHER アナザー(2006)

ANOTHER アナザー [DVD]

~夢~


〇はじめに
 主体であろう方を強調されると、やっぱり逆がリアルな方なんだろうなと疑ってしまう。そんな天邪鬼にオススメな作品。


〇想起する作品
 「エルム街の悪夢」
 「13F」(1999)
 「ザ・セル」(2000)
 「アイデンティティー」(2003)
 「ステイ」(2005)
 「LOOP」(2006)
 「今日も僕は殺される」(2007)
 「リアル~完全なる首長竜の日~」(2013)
 「ハッピー・ボイス・キラー」(2014)


 「ブレイザードライブ」


  ジキルとハイドに始まりこの手の作品はありふれている。とりあえず思いついた
 ものだけ書いたが、他にもたくさんあると思う。



〇こんな話
 眠ると、すごいリアルな夢を見るの。


〇騙される心理
 夢をどう位置づけるのか。

 胡蝶の夢をご存じだろうか。ざっくりとだが、とある奴が蝶の夢を見て、俺ってもしかしたら蝶かも~、って悩みぬいたお話で・・・

 で、それが何だと?

 ここで問題となるのが、夢と認識したのはどちらだったのかということで。私は蝶かもしれないと考えた・意識したのはどちらだったのかと。その思考に至った側が実体なわけだ。とどっかで読んだ。

 人間の体のときなわけだ。つまり蝶が人間の夢を見ているわけではなく、人間が蝶の夢を見ていたということになる。


 この作品はというと、どちら側も夢であると認識している、としている。これを見せることで、どちらも実体を伴っているという思考に陥らせることになる。

 これがおそらく最重要ポイント。あとは知らん。



 最初の黒服を着ていたおばあさんが聞いていた留守電のメッセージ。終盤明らかとなるのだが、スーザンが残した最後の声だった。ここを真相が明らかになったところで振り返る。

 あれは葬儀の後(前?)で、繰り返し繰り返し録音メッセージを聞いていたのではないかと。被害者家族は永遠に悲しみに苛まれることになる。それに対して罪人(加害者)はどうなのか。おそらくここにリンクさせたいわけである。




〇最後に
 ひたすらにこの作品は転生だの、神だの、地獄だのと宗教観を散りばめている。それを拾っていけば理解できるのではなかろうか。詳しくはここでも解説するつもりはない。そもそもそこまで理解していない。他を当たってください。

 ではでは・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿

悪女 AKUJO(2017)

~アクションは爽快~ 〇はじめに  韓国ではこの方はイケメンの部類なの? 〇想起する作品  「ニキータ」  「アンダーワールド」(2003)  「KITE」(2014)  「ハードコア」(2016)  「レッド・スパロー」(2018)...