~夢~
〇はじめに
主体であろう方を強調されると、やっぱり逆がリアルな方なんだろうなと疑ってしまう。そんな天邪鬼にオススメな作品。
〇想起する作品
「エルム街の悪夢」
「13F」(1999)
「ザ・セル」(2000)
「アイデンティティー」(2003)
「ステイ」(2005)
「LOOP」(2006)
「今日も僕は殺される」(2007)
「リアル~完全なる首長竜の日~」(2013)
「ハッピー・ボイス・キラー」(2014)
「ブレイザードライブ」
ジキルとハイドに始まりこの手の作品はありふれている。とりあえず思いついた
ものだけ書いたが、他にもたくさんあると思う。
〇こんな話
眠ると、すごいリアルな夢を見るの。
〇騙される心理
夢をどう位置づけるのか。
胡蝶の夢をご存じだろうか。ざっくりとだが、とある奴が蝶の夢を見て、俺ってもしかしたら蝶かも~、って悩みぬいたお話で・・・
で、それが何だと?
ここで問題となるのが、夢と認識したのはどちらだったのかということで。私は蝶かもしれないと考えた・意識したのはどちらだったのかと。その思考に至った側が実体なわけだ。とどっかで読んだ。
人間の体のときなわけだ。つまり蝶が人間の夢を見ているわけではなく、人間が蝶の夢を見ていたということになる。
この作品はというと、どちら側も夢であると認識している、としている。これを見せることで、どちらも実体を伴っているという思考に陥らせることになる。
これがおそらく最重要ポイント。あとは知らん。
最初の黒服を着ていたおばあさんが聞いていた留守電のメッセージ。終盤明らかとなるのだが、スーザンが残した最後の声だった。ここを真相が明らかになったところで振り返る。
あれは葬儀の後(前?)で、繰り返し繰り返し録音メッセージを聞いていたのではないかと。被害者家族は永遠に悲しみに苛まれることになる。それに対して罪人(加害者)はどうなのか。おそらくここにリンクさせたいわけである。
〇最後に
ひたすらにこの作品は転生だの、神だの、地獄だのと宗教観を散りばめている。それを拾っていけば理解できるのではなかろうか。詳しくはここでも解説するつもりはない。そもそもそこまで理解していない。他を当たってください。
ではでは・・・
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