~人間と機械~
〇はじめに
「T2」と比較され酷評されがちであるが、そのしがらみは鑑賞者よりもおそらく製作者の方が強かったのではなかろうか。続編は前作で描いたことを踏まえなければならないわけで。どう考えても不利ではないかと。しかし前作までの雰囲気を散りばめつつ、にやりとさせながらも違いを最後のオチでうまく示したと思う。が、まぁファンは納得いかない部分はあるはな。
〇こんな話
あの小さかったジョンが青年に。また闘います。
〇人間と機械
ジョンとターミネーター(T850)の目的が違ったというオチは非常におもしろい。 誰もが「T2」を意識しているが故、物語を追っていけば自然とスカイネットのはじまりの部分を阻止することに頭が行く。行ってしまう。行かざるをえない。これぞ人間的思考といいましょうか。しかし最初から彼は言っていた。いや敢えて言いなおそう。あの機械は言っていた。「生きてもらう」と。
人間のセンスや感覚に戸惑うというか。「この手に言いな」という台詞を真に受けたり。グラサンもなんか違うなと掛け直したり。当初の命令とプログラムを書き換えられたかで停止する様が人間における葛藤みたいな演出もあったり。人間よりに描かれている。親しみやすく描かれている。ま、「T2」ありきなんですけどね。が、人間と機械は根本的なところで違うのである。
・・・水素電池2本の件も良かったと思うけどな。基本電池2本で動くものが多かった時代でしょ??ジャポンだけ?? 身近に感じるものとしたんじゃないのかな。
目的が異なるという書き方をしたが、少し言い換えればなんやかんやがんばるわけだが、審判の日は避けられません、ってことになる。未来は変えられないと。努力なんて無駄。究極生まれた瞬間から全て決まってるんだよ(これは言い過ぎか)と。
・・・ここなんかな~、低評価なのは。
〇最後に
誰もが期待したであろう人間とスカイネットの決着。これに重点を置きすぎると・・・・まぁ・・・・意見割れるのも・・・・仕方ないかな・・・・。それだけじゃ・・・ないのかな・・・。
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