~まだ、終わりじゃない~
〇はじめに
原題が「AGE OF TOMORROW」
・・・ふむふむ。
〇想起する作品
・「エイリアン2」(1986)
クイーン。
・「インデペンデンス・デイ」(1996)
一緒に戦ってくれる仲間募集。演説。エイリアンとテレパシーで意思疎通。
・「アルマゲドン」(1998)
・「ディープインパクト」(1998)
隕石降ってくる。爆破へGO。
・「宇宙戦争」(2005)
娘愛。
・・・・などなど
〇こんな話
「巨大な何かが地球に向かってきている。ちょっと爆破しに行ってきて。」
と宇宙に飛び出していった荒れくれ軍人さんたち。その時地上では斧を片手にある男が娘を救おう奮起する。突如はじまった宇宙(母星)と地球で繰り広げられるホーム&アウェイでの同時異種間戦争。その決着は如何に!?
〇戦い
宇宙と地球の連中をどうリンクさせるのかと。おそらくは親にとって子供が全てどうのこうのという部分なのだろう。地球で戦っていた、娘への溢れんばかりの愛情を抱き、娘の死が近づこうとも諦めず戦いを続けようとする父親。片や子どもがいなくなり、生きていく意味が無いと大尉に介錯をしてもらう誰かの母親。こんな対比からいったい何が見えてくるのだろうか。現実と理想云々言いたいのだろうか・・・。
俺が死んでも仲間たちがお前らを殺しに来る、というエイリアンたちへの大尉の言葉が、最後別の殺しに来た者に見事そっくりそのまま返ってくる。異種間の戦いはそれぞれの種の存続のためにどちらかが駆逐されるまでひたすらに続く。同種を殺されたことによる恨み辛み、その感情で互いに他種を駆逐しようとする。それが地球人側の親子愛云々(あと仲間)の関係で描かれ、おそらくあちらさんもそうなのであろうという演出があったような無かったような、無かったかな・・・。女王を生かすとか何とか言ってたな、そういえば。まぁ種の存続云々言うてますが、戦争は繰り返されると、いや終わらないと、そんな感じです。
〇余談
こういう映画で何がおもしろいって、やはりいきなり出てくる特別な連中たちだろう。なぜか任務に大抜擢され、俺たちかっこいいでしょとアピールをしてくる輩。普段であればそんな特別な存在に憧れるであろう者たちを、見事に置き去りにする突飛な登場。いきなり誰だよ??と。そして案の定大したことない腑抜けた活躍。キャラが立たずにさようならと。すばらしい、私が求めていたものばかりだった。
エイリアンたちの探索手段が目視確認のみというのもなかなかにおもしろい(音にも反応していたか)。我々人類と何ら変わり無い方法を選択している。時空間を移動する技術を有しているのにだ。五感を使う分人類の方が優れているのではないかとも思わせるエイリアンの愚行。滅ぶのも時間の問題だろう。
〇最後に
まだ、終わりじゃない。いや、始まってすらいなかった。
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