~需要と供給~
〇こんな話
たくさんのサメにたくさん噛まれるお話。
〇需要と供給
犯人の一人が、過激なドキュメンタリー番組や、いくつかの映画作品を持ち出して、自分たちの行動の正当性を述べていたシーンが何とも印象的だ。
実際の死体を映し出した「ジャンク」という映画は各国で上映禁止になったが、今ではネットで誰でも視聴可能だと。需要があるからこそ出回るのであって、我々も需要があるから人がサメに喰われる様を撮影していると。そして撮影用のカメラは映画「皇帝ペンギン」で使用されていたものと同じものを使っていると。自然というリアルを体感するのによちよち歩くペンギンであれば肯定され、人間がサメに喰われる様では否定されるのはおかしいと。そこに悪意があって為されているか否かの違いはあれど、需要があるから、求めている者がいるからこそ彼らはこの作品を製作、供給している。やってることは商業的に見ればそれらの番組や作品と同じなわけだ。需要と供給(商売)に関して善悪という概念は関係ない。真実の報道を心掛けるとか言ってる連中も結局は営利目的で、さんざん残酷なことをやっている。そんなことを考えると、食人サメ作品を作っていた彼らの言い分はわからなくもない。
何と言おうと結局は金が目当てであったわけだが。あと憂さ晴らしか。良い商売だな。ストレス解消が金儲けか・・・な~んて。
〇最後に
エンドロール後に演者たちのファンキーな一面を、ラップ??により観ることができる。歌われる内容から実話が基になってるのかなとも感じるが、シャーク映画ならぬジョーク映画・・・といった感じなのだろう。楽しまれたし。
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