2015年2月18日水曜日

ミュータント・タートルズ(2014)



~シンプル~

〇はじめに 
 吹き替えに版にて鑑賞。
 ベッキ―と泉ピン子さんは声優に向いていないことがわかった。お二方好きな私ではあるが、吹替えが気になって気になって最初から映画に入り込めなかった。なぜ完成された十二分においしい作品に、独自の奇抜なアレンジを加えるのだろうか。私が字幕版を観れば済む話なのだが・・・。 

〇こんな話 
 亀とネズミと人間が、悪を成敗するお話。 

〇シンプル 
 子ども心をくすぐるであろう単純なる「力VS力(剛VS剛)」の演出が映える壮大なアクションシーンは必見だろう。できれば柔よく剛を制す演出を入れてほしかったが、んなこた関係ないと。そんな挿んだら迫力無くなっちまうだろうがよと。 
 ティーンエイジャーを強調するのも正義とは何なのかと言うところなのだろうか。悪を許さない、許せない純粋無垢な存在とでも。それ故の幼さが残るキャラも何か好感が持てる。悪に屈する、ある程度受け入れる、無視するといった世間で大人と言われる者が選択する行動。悪を倒すためには悪で対抗するといった必要悪の存在。正義と悪の関係ってのはそんなに複雑に考えるものだったかと。悪がいたら即成敗。地上に出ることを禁止されていながら、悪を見逃せずに飛び出していく。彼らのスタンスを最初にはっきりと描き出す。もっと単純に行こうぜと。何をそんなに複雑に考えているんだ。まずやってみろよと。それからのことなんて結果が出た後考えれば良いんじゃないかと。そう言われている気がした。 

〇余談 
 空手や忍術ってのが向こうでの日本文化の主流なのでしょうね。 

 師に当たる者をタートルズ側で先生、フット軍団側でマスターと呼び分けていたのは何だったのか。「スプリンター先生VSシュレッダー」において「ヨーダVSドゥーク伯爵」を想い起こしたことに関係があるのか。あとクワイ・ガンも垣間見たのだが・・・。先生はジェダイの恰好しているように見えたし。 

 バケツ落としと言う名のジェットストリームアタックはかっこよかった。ガンダム実写化してくれるのか!? 

 それぞれの漢字が把握できんかったな~。特に意味は無かったのか・・・。かっこいい漢字をタトゥーにするとか、響きの良い単語のTシャツ着るとかのノリなんすかね。 

〇最後に 
 いや~、おもしろかった。しかしそれだけに吹替えが本当に苦痛でもあった。ただただ残念である。

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