~かっこいい~
〇はじめに
「るろうに剣心」原作は全巻読破しております。
〇こんな話
漫画「るろうに剣心」実写版と。
アヘン云々のところまで。
〇かっこよさ
別に全てを忠実に再現してくれとは言わん。作品におけるチャンバラや殺陣は日本産が一番だと思っている。これも日本で実写化してこその作品であることには違いない。しかしだな、剣心のかっこよさというのは、普段のあのおとぼけた姿から、真剣勝負において(剣心のままにしろ抜刀斎にしろ)マジになるギャップにより生みだされるものではなかったのか。佐藤健がかっこいいのは認める。剣心としての彼もひたすらにかっこいいよ。でもそれだけなんだよ。それがただただ残念だ。もっとギャップを、落差を出してくれよ。
斎藤一との出会いも気になる。最初から慣れ合いすぎだろ。戊辰戦争においての接触を最初に描いているから良しとされるのか。そもそもシリーズ化する気が無かったのか、シリーズ化するために人気をとろうと人気キャラを出せば良いと思ったのか。もっと言ってしまえばキャスティングからね・・・これはいろいろ言われてるから良いか・・・。志々雄真実討伐に向かう時にるろうにとしての彼と初めて会うのではなかったか。そこが一番好きなシーンだったのだが。類似シーンがあるにはある。しかしこの場面でこそが、幕末世代と明治以降という薫と剣心の溝を表現するためにも重要なシーンではなかったか。斎藤と剣心の死闘に対して、佐之助が俺たちにあの戦いは止められないとドヤ顔解説をし、そこに警視総監だかが、ドアを開け放ち
「やめんかぁ~!!」
と制止する。そこにのそりと大久保卿。ここめちゃくちゃかっこよかったんだけどな~。抜刀斎としての恐ろしさもうまく表現できるところなのにな~、もったいない。
抜刀斎に戻るのと、剣心として戦っているシーンの見分けもあまりつかない。雰囲気で伝えるべきであろう要素であることは十分に承知している。しかしそれをもっとわかりやすく、髪が金色(別に何色でも良い)になるとか、十字傷が赤くなるとか、傷から血が出てくるとか、独自の演出はできなかったものか。演技で補えるほどの役者ならいいのだが、それが何分わかりにくいからな~。剣心、抜刀斎という隔てが無く、ずーっと佐藤健なんですよ。難しいのかな~この辺の演出は。劇場で観ればいくらか変わるのだろうか・・・。
それとも佐藤健を亀梨和也と見間違えるほどの眼しか持たない私にこの人の演技の見極めは難しかったのだろうか。
〇余談
薩摩最強剣示現流を出してほしかったなぁ。
〇最後に
2作目に期待。
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