2016年2月21日日曜日

白鯨との闘い(2015)

字幕翻訳:林完治


~航海~

〇はじめに
 人生とは航海である。


〇想起する作品
 「パーフェクト・ストーム」(2000)
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ
 「ライフ・オブ・パイ」(2012)
 「海にかかる霧」(2014)
 「海難1890」(2015)

 「ONE PIECE」



〇こんな話
 鯨と、海と闘った男たちの物語。


〇航海
 船長と一等航海士

 人間の活動は神に与えられし・許されしものか、傲慢で罪深きものか。この意見の対立がある。

 神は自らに似せて人間を作った。故に人間は地球における王であると船長。いやいやいや、俺たちはやりすぎたと一等航海士。鯨漁(捕鯨)を、白鯨との死闘を経て辿りついた境地がある。最後白鯨と目が合った時に彼は何を見たのか。

 罪とは何なのか。人間社会において、誰が誰を咎めるものなのか。人間が人間自身で人間の行いを判断しているという現状。これこそが何か1つ証明しているのではなかろうか。


 メルヴィルとニッカーソン

 富や名声、約束された成功を捨ててまで真実を語った2人。船長と一等航海士。ニッカーソンもメルヴィルに全ての真実を語った。これに対して、メルヴィル。これはあくまで小説(フィクション)だと。全てを語る必要は無いでしょうと。この辺りがようわからない。

 

 土の中から油が出たって本当か?

 鯨漁、捕鯨というものがどういうものかをひたすらに観せられた。「煙突が燃えた」と血しぶきがあがる。それを彼らは身に浴びて何を感じていたのか。そして鯨の体内に入り油をせかせか掻き出していく。

 白鯨の出現により、彼らもまた狩られる側になったのか。鯨の群れを狩っていた人間の群れが。ひたすらに苦難続き。命の選別までも。

 彼らの時代は鯨の油が社会基盤であった。しかし海に出なくても我々の足元にそれに変わるものがずっとあったんだ。なぜ彼らは危険を侵してでも海に出たのかと。


 ここら辺が先ほどの海の上の2人と、陸の上の2人との関係になんやかんや関わってくるのか・・・??




 人生は航海と一緒だ、ってなところになるのだろうか。大波小波さざ波荒波乗り越えていく。近道ばかりできない。時に遠回りをし、巡りに廻って行きついた場所、答え。得たものは果たして思い通りのものだったか、それ以上のものだったか、それともこんなもののためにという後悔か・・・。




〇最後に
 思ったほどの迫力を受けなかった。3Dで観ると違ったのかな~・・・

 ではでは・・・


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