~人間関係~
〇はじめに
とりあえず中盤記憶が無く、おそらく寝てしまっていたのであろうけれど、なんとか捻りだす。
〇想起する作品
「ニュースの天才」(2003)
「ミスティックリバー」(2003)
「ラストキング・オブ・スコットランド」(2006)
「フリーランサー NY捜査線」(2012)
〇こんな話
ギャングとFBIと上院議員と・・・
〇関係性
人と人との関係は何を基準とするのか。まずは付き合いの時間か。そこにその他もろもろの要素が絡んでくる。親子、兄弟といった血縁関係。恋人、友人といったプライベートなもの。先輩後輩、上司部下といった学校や仕事といった公的な関係。中には時間を超越するものもあるのかもしれない。信用や信頼は付き合いの時間には必ずしも比例しない。
これらの関係性に対して観せるジョニーデップの空気作りはすばらしかった。彼は裏切りを許さない、ひたすらに密告者を排除していく。ここに彼の変化や、いや変わらない孤独が見えるのか・・・
1つ夕食のシーンを挙げてみる。モリス?がステーキを披露するわけだが、そのステーキがうまいからレシピを教えてくれとバルジャー。はじめは家族で秘伝のものだから教えられないと言うものの、結局は教えるのである。ここに彼は喰いつく。家族の秘密をこんな簡単にバラすのかと。
この状況の場合、モリスがバルジャーにはたらかせた力は、彼に対する恐怖というよりも、付き合いにおける馴れ合いや信用というものであろう。彼だからこそ家族の秘密であろうとバラした、ととるべきなのである。仲の良いダチならある程度踏み込んだことでも話すでしょうに。しかしバルジャーは冗談とは言いながら、脅しをかけたのである。
そんなモリスの気遣いも感じ取れないほどの状況。臆病者であれってな話なのであろうが・・・。それほど神経質になっていたというのもあるのだろう。こちらの方が強いのか。組織が大きくなろうとも、彼が信頼をおける人物は側にいなかったと。彼の周辺の人物の自白から始めたのも、そのためか。
それ故に事態の収拾がつかなくなっていく。穴が広がっていく。ぐちゃぐちゃぐちゃ!! ってなっていく様はおもしろかったかな。
〇最後に
ジョニー・デップのこの感じは久しぶりだった。しかしこの手のジャンルは自分は苦手なようだ。
ではでは・・・
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