~弱者VS弱者~
〇はじめに
誰が被害者やねん・・・
〇想起する作品
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)
「ワナオトコ」(2009)
「瞳の奥の秘密」(2009)
「ブリングリング」(2013)
「シークレット・アイズ」(2015)
〇こんな話
我々は社会的弱者だ。だから金持ちの家に泥棒に入っても構わない。
〇弱者
泥棒をするのにも流儀(線引き)がある。現金はやらない。そして1万ドル以内。重窃盗罪にならないようにと。
そして彼ら泥棒の家庭環境に、ターゲットとなる退役軍人の境遇。これからを担うだろう若者と、国のために尽くした老人。彼らが社会的弱者として虐げられていることを踏まえさせる。
老人が盲目と発覚するところで特にだが、罪の重さに社会的立場に何かしら優劣や序列を意識させようとしている。明らかに泥棒に入る若者3人組が加害者であり、泥棒に入られる老人が被害者であるわけだが、とある場面にて一瞬にして立場が入れ替わり、住人にとっての当にホームであり泥棒にとってのアウェイの展開にてこの線引きを徐々に徐々に曖昧にしていく様が本当に見事。捉えられた女性の出現によりその困惑が一気に溢れ出す。
そしてラスト、ニュースにおける報道、世間の捉え方はどのようなものだったか・・・
〇最後に
彼らの衝突から見えてくるモノは何なのだろうな。狂わせたモノは一体何なのか・・・、もう落ちるところ無いだろうに互いに引き摺り下ろし合ってる感ね。複雑すぎるよね。
ではでは・・・
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