~肉体と精神~
〇はじめに
〇想起する作品
「フラットライナーズ」(1990)
「インビジブル」(2000)
〇こんな話
死後の世界は存在するのか? 魂は存在するのか? 悪魔は存在するのか?
〇ラザロ計画
死体を蘇らせる研究をしていた。表向きは医療目的。今現在限界のある蘇生可能時間を引き延ばすこと。蘇生までの時間で生じてしまう障害を無くすこと。これが可能となれば、今までに救えなかった命の多くが救えるようになる。
とある宗教において、肉体は現世におけるただの器として機能しているとし、精神(魂)はなんかいろいろあるようだ。
では・・・
死という現象及び状態において、精神と肉体とで分離が起きる場合に、死から生へとまた状態変化を起こしたとき、その肉体に宿っているのはナニモノになるのか。
精神と肉体は、Aの肉体にはAの精神、Bの肉体にはBの精神といったように、切っても切れないナニカで繋がっているのか否か。その繋がりに何かが介入する余地があるのか否か。ここを問うカタチになっているのは興味深い。
結局は蘇ることだけを目的としているわけではない。ただ蘇生すればいいのではない。自分が求めているものを蘇えらせるということが真の目的とするところ。その発展は臨んだものでなければいらない、再び殺してしまおうというもの。
ここなんだろうな人間様の愚かさというか驕りというか。人を蘇らせるという行為。蘇った肉体に何が宿ろうと彼らの実験は成功したと言える。ただ彼らが蘇らせたかったのはいったい何なのかというところにここで立ち返ることができるわけで。
つまり彼らが蘇らせたかったのは肉体ではなく、魂なのだと。正確には両方が伴って、ということなのだが。
〇疑念
悪魔が死体に宿らないのは悪魔が奪うのは肉体ではなく魂ということだから、でいいのだろうか?
死という状態において肉体と精神が分離することで憑きやすくなる?
〇最後に
「インビジブル」の雰囲気が好きなら如何でしょうか。
ではでは・・・
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