~大人~
〇はじめに
エイリアンものというよりは子どもから大人になろうとしている少年の成長譚的なお話なんだね。
〇想起する作品
「アライバル/侵略者」(1996)
「スリザー」(2006)
「インベージョン」(2007)
「キック・アス」(2010)
「ワールズ・エンド」(2013)
〇こんな話
いずれ地球の覇権を握るのは我々だ!!
〇18歳
青年期の若者のお話と侵略を掛け合わせたのはおもしろいところか。人間とエイリアンとのハイブリッドならではの宿命。いずれは・・・というところが地球全体にも掛かってくる。・・・だよな多分。
ダニエルが人間からエイリアンへと自覚を持つ。地球の覇権が人類からエイリアンへと移行する。どちらも選択というところが重要になってくる。個人の、そして人類の。辿ろうとしている運命を変えられるのか。
大人になるということ。それは正義を貫くのではなく見て見ぬ振りをすること。妥協すること。18歳とはそんな社会の矛盾に対し不平不満を覚え、葛藤する多感な時期ということだろう。これをバックグラウンドにエイリアンの侵略を描いている。
地球を侵略しようとしているわけだが、それを徐々に徐々に人類の預かり知らぬところで行おうとしている。コロニーを広げている。関与している人間はいるが、どちらかというと関与していない大人をフィーチャーしたいのではないか。正確には侵略に対して抵抗しようとしていない人間。自らの命可愛さとでも言うのだろうか、保身に奔る者たち。絶対的力を前にひれ伏すしかない。
水面下で行われている侵略として見せているのも、知らないならまだしもその事実を知ったとする大人たちがどのような行動に至っているのかというところを突きつけるものなのだろう。修理工のおじさんが1つあり方を示していた。知らん顔をするのだと。そんな現実に対して立ち上がる主人公の成長譚としてこの作品は描かれている。
〇最後に
Lacey Beeman
この人ね~、時折サンドラ・ブロックを想わせるのに、マイケル・ジャクソンにも見えてしまうのよね。鼻かなんか整形してるんじゃないかな知らんけど。
ではでは・・・
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