~生命~
〇はじめに
ドラマ仕立てにしているところが、作品としてどこかとってつけたようで馴染まない。しかしこれは人間目線からという敢えての撮り方なのだろう。
〇想起する作品
「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)」(2014)
〇こんな話
飼い主のいない動物たちはどうなるのかという現実。
〇生命
飼い主のいない犬や猫は生きていることを許されない。保護されたものたちは新たな飼い主を見つけるか、さもなくば処分されるかしかない。これが今の日本の現実。
生き残れるものたちは、ペットに向き不向きかと、人間に従順なものだけが選ばれている。ここに疑問を抱かなくもない。しかし保護活動に携わる方の、助けられる命、助けられた命を精一杯に守ろうとする姿に胸を打たれる。救えない命がある。ならば救える命を終生尊重してやろうと。
「ペット」とは何なのか?
売り買いする物か。単に自分を飾り立てる物か。替えが利く物か。
人間の都合に、わがままに付き合わされたあげく、死を余儀なくされる。自分を含め、そんな無知で生命を軽んじる姿勢に腹が立つ。
本来ペットを商売として成立させるために、お金でやりとりすることは、その命を終生大切にする、尊重するという買い手側の代償であり保障だったのではないのか。それが何を勘違いしたのか、替えの利くものという認識にまで堕ちてしまった。商売ありきになってしまった。買い手側、売り手側のモラルの低下が原因なのだろう。
〇最後に
辛いな、こんな現実があるんだと。やるせない。まずは知ることだな。この作品をその一歩とできれば。
ではでは・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿