~動機~
〇はじめに
犯人側も厳しいな~、もうちょっと誓約をもたらしてくれても。とりあえず飽くまでも若者たち自身の選択であるということと、責任の擦り付け合いを観せたいのはわかるのだが・・・
〇想起する作品
「Doubt」
「LIAR GAME」
「SAW」(2004)
※以上物語序盤で想起した作品なので、作品全体を考慮した場合、全く異なる印象を持つ作品です。
〇こんな話
桜庭ななみちゃんのむっくりした感じを楽しむ。
〇動機
主人公のざっくり八方美人という性格上、親友の初っ端の死はどう作用するのか。後々の選択の場面で折角に活きてくる題材をこうも簡単に排除する意図はどこにあるのか? なぜ?という疑心暗鬼に陥らせる折角のところである。ならもう答えは1つしかないと勝手に解答を導き出してしまった・・・
何よりそのゲームのルールというものを絶対的に示す条件としては実演が一番なのである。何よりも手っ取り早い手段なのである。現実味の無い世界に現実味を帯びさせる。
主人公は偽善者であるかの様に描かれていた。自らの正義感・価値観、思想や持論を持ちながら、常に自らは最小ダメージになるように振る舞っている。傷つかないように、友人その他もろもろの関係全てに支障を来さないように。要は嫌われないように恐る恐る過ごしているわけだ。これがおそらくはポイントだろう。自分本位というよりは自己保身の方が近い。
しかし一番はこれだった・・・
犯人は確実に桜庭ななみの胸元を弄ったという事実を突きつける違和感。くっそ~とこの気持ちの解消にオチは定まっていく。
・・・あれ?
そっちじゃなかったか~・・・・
このゲームの明確な動機が焦点ではなく、そこから明らかになるゲームに見舞われる者たちの動機の方が焦点ね。意外とゲームを仕組んだのは子どもかもってなところと最初の画よね。これでゲームの動機は補完されている。無垢な動機よ。最悪わからなかったら動機は無いものと思ってもらった方がいいだろう。何でも良かったわけだ。彼らが勝手に何かを選択していくきっかけさえあれば。
まぁオチとしては1つのゲームをプレイしてのひたすらに様々な事態に見舞われての1つの選択を見せたことがポイントで。経験者は語るってヤツね。では彼女はこれからどうするの?と。何を選択するの?と。
これの「えええええええええええ」感をより味わいたくば「隠された記憶」を鑑賞することをオススメする。
〇最後に
こういうのもあるというのを受け入れていないと厳しい作品だろう。合理・条理で全てが罷り通るわけではない。割り切れるか~い。私は好きになれません。
スッキリしたいな~という方にはこれを
もうちょい見せ方を工夫してくれてもね~
もうちょいこうさ~、ちょっとこうね~
おい誰だ泣かせたのは!? わてがななみちゃんを勝たせちゃる!!
ではでは・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿