~世界~
〇はじめに
あ~、だめだ。一気にアテナ役のラフィー・キャシディのファンになったわ。いつか「ターミネーター」でサマー・グローと共演してくれ~。
橋本環奈好きなら好きになるだろうな~
・・・と調べてみたら、結構言われてるのね。似てます。
〇想起する作品
「ターミネーター」
〇こんな話
世界を~、変えたいかぁ~!!??
〇アイデア
想像(創造)力が幅を利かした時代があった。未来は現在よりも確実に良くなっていると思い込んでいた。全ての分野においてだ。空飛ぶ車、歩く歩道、全てが今よりも円滑に廻っている未来世界。交通渋滞なんだそれ。透明高速と思っていた時期がありましたよ。材料を入れるだけで、料理が出てくる魔法の箱だって。小さなピザがチンするだけで、何倍もの大きさに。朝起きたら勝手に朝食を作ってくれている・・・。もう究極故障って何?みたいな感じですよ。なんでも便利になっている。可能性は無限大だ。
しかしそれがだんだんと凝り固まったイメージをするようになってきた。デザインの工夫なり施してはいるだろうが、根本的なところで同じ物が多くなってきている。このジャンルはこのカタチが定番といった具合に。それが悪と言っているわけではない。具体的な目標が定まっている喜ぶべき技術の進歩と言っていいのだろう。しかし、どこか、何かイメージしていた未来と違う。それは時代が変わったのか、人間が変わったのか。そんな色に染まった心をこの作品は改めさせてくれる・・・まではいかないかな・・・。
フランク・ウォーカーとケイシー・ニュートンとで空を飛ぶ技術の前提が違っている(目的と手段というところがまず違うんだけど、それはすぐ後で)。片やジェットパックという有人飛行、片や遠隔操作(リモコン)によるドローン(無人探査機)。そんな2人が立ち向かう。そしてバスタブ緊急脱出は新旧の技術と夢が融合した様なのだろう。
ただ空を飛ぶこと(科学技術)に夢を描いていたフランクという少年。しかし現実を突き付けられ、ある種諦めに至っている。そして現実を受け入れられず、言わば逃避するための目的と手段において現実の科学技術を用いているケイシー。少年時代から大人への経過・段階を描いているんでしょ。さらにもう一つの段階があって、未来の象徴であるアンドロイドのアテナ。人間の関与することの無い自立型の技術。それぞれの時代から来ているからそのままなんだけど、フランク、ケイシー、アテナは過去、現在、未来のそれぞれの象徴であり、最後アテナが消滅することは何を意味するのか。
・・・ひたすらにケイシーが未来変えられる云々叫んでるからな。
〇世界
地球の破滅が解決すべき問題となるわけだが、ここに実はトリックがある。それは
「地球の破滅 ⇒ 人類の破滅」
と結びつけられていることだ。いや正確にはアプローチの仕方が逆だ。
「人類の破滅 ⇒ 地球の破滅」
と捉えている。ここで言う地球の破滅とは、地球が人類あるいは生命が生息できない環境になる、という意味だ。 地球自体が無くなるわけではない。しかし同義に扱おうとしている。正確には完全に一致しないが共通点は存在する、としておこう。そこがついつい気になってしまう自分がいた。我ながらいやらしいと思う。しかしそれすらも掌なわけだ。
最後に我々にメッセージを託してくる。世界とは何なのかと。あなたたち自身で作っていくんでしょと。そもそもあなたたち自身でしょと。 最初から誰かしらに向けたメッセージ映像であったわけだが、最後の最後でジョージ・クルーニーが我々に語りかけてくるような場面があり、そこでつい感極まってしまった。
それと関係した最初と最後のシンデレラ城とバッジの件もしっかり見といてほしいな。
〇最後に
何でもできる、何にでもなれる気がしていた時代があった。それがいつのまにか選択肢を狭めはじめ、いつしか何かに挑む前に失敗やリスクに頭が回り、最悪行動に至らないことが増えた。行動に移したとして、常に対策や逃げ道を確保している始末。それが現実なんだと世間は言う(いや、自分が勝手にそう思いこんでいるだけか)。
「だから、何だ!!」
・・・・さぁ、帰ろう↓↓ 現実に・・・
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