~雑多煮~
〇はじめに
これさ~、キビしない?? 「マン・オブ・スティール」→「バットマンVSスーパーマン」→「スーサイド・スクワッド」と登場人物の繋がりは見えど、世界観の踏襲はほぼほぼ不可能だよね。真打ち(があるかは不明)のために早く早く種を撒(蒔)かなければという焦りしか感じない。そんな駆け足についていくのは辛いよ。それに反しマーベルシリーズはうまかったよね。いやマーベルがうまくいったからなんだけどこの急ぎ足は。
〇想起する作品
「デス・レース」
「フレディVSジェイソン」(2003)
「X-MEN2」(2003)
「レーザーチーム 俺たち史上最弱のエイリアン・バスターズ!」(2015)
「バキ」
エリート兵士(だったかは忘れた)が悪人(だったかは忘れた)を統率するこれに酷似した作品があった気がするんだがなんだったか。人間界では(対人においては)最強でも超人たちの中では見劣りしてしまう的なヤツ・・・、よくある設定なんだろうけど。単純に「アベンジャーズ」の中のキャプテンアメリカの位置づけだったかな、どうだろ。いやホークアイか。ん~、「キック・アス」か。
これだってのが出てこないな。もしかしたら媒体が映画ではないのかもしれない。
〇こんな話
VSスーパーマン部隊結成。
彼女腰回りのラインが微妙なんだよね。
対して、
これ絶対わざとやってる(観せてる)よね。
〇ごった煮
誰にでも弱点はある。そこを突くことで例え極悪人だろうと利用できる(制御できる)。悪人を使って世界の平和を守ろう。この思考はおもしろく興味深く観られる。兵士との違いとして使い捨て要員で良いんだぜとする考え方に、街のど真ん中にヘリを墜落させているのは「ブラックホーク・ダウン」を意識に登らせたかったのかもしれない。
しかし導入の悪人紹介からもうくどい。百発百中なんて文句は誰かに説明されるよりもただその様を観せられるだけで理解できるしその方が説得力があると思う。ここで誰かにその人物を説かせることで箔をつける意味があまり無い。そして実力を見せてみろとのシーン。う~ん、イマイチ。
そっからさらに勧誘及び集結していく様があるからまたテンポが悪く感じる。「バットマンVSスーパーマン」もそうだったのだが、とりあえず今くどくとも説明入れとけば(キャラ登場させとけば)後々繋がるから~とわけもわからず詰め込み過ぎなのである。というより単体作品としてのテンポを悪くしてでもシリーズを通しての展開を早めようと事を急ぎ過ぎているのが透けて見えてしまっている。これがどこか入り込めない要因ではなかろうか。
シリーズは抜きにこの作品だけで観た場合、何より問題は誰にでもある弱点と対となるべき秀でた一芸に何の凄味も感じられないことだろう。登場人物紹介PVから何の進展も発展も観られない。彼らは悪人とされるわけだが、何故悪に奔ったのか。そしてその一芸に縋るしかなかったのか。これが彼らの一芸を通して全く以て見えてこないのである。彼らの個性が活かされる場面が展開されないのである。キャラが掘り下げられないのである。折角の善人とされる者たちとの決定的な差異を描けるところであるのにだ。これなら万能型の超人兵士作った方が良かっただろと。悪人である意味、一芸に秀でた寄せ集めである意味。何にも活かされていない。そもそも周辺人物の所為もあり悪人に見えてこないわけだが・・・。彼らが悪人ではないとすればまた違った見え方ができたのかもしれない。
救いだったのはハーレイ・クインか。彼女くらいじゃないのかキャラが立ったのは。終始ズレている、感覚が違う素振りは萌え要素としてすばらしかった。ウィル・スミスはウィル・スミスだったからな・・・
〇最後に
人形持ち歩いてる奴いたけど、こんな中途半端なら「RED」のノリでジョン・マルコヴィッチ出してほしかったな。見た目的な意味でのシニア層は必要だったと思うけどね。なんだろうな、もっとはっちゃけてよかったんじゃないかな。キャスティングとかも含め。真面目路線まっしぐら過ぎだよ。「ジャスティス・リーグ」で盛り返せるのかな。いや先に「ワンダーウーマン」か。打倒マーベル頑張ってほしいけどな~・・・
ではでは・・・
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