~新旧~
〇はじめに
作品の内容というより感覚や雰囲気を日本に置き換えて考えようとするに、ごく最近の作品だけど「古都」(2016)が近いと思う。
〇想起する作品
「ルパン三世」
「リサイクル-死界-」(2006)
「フォーカス」(2015)
「古都」(2016)
〇こんな話
スリの生き様、男の生き様、女の生き様・・・
〇新旧
監督のインタビューを聞くに、香港という都市の発展の速さを感じたからこそ今残しておきたい記憶があったという。移り行く時代の中で残されるモノと失われていくモノ。
「リサイクル-死界-」(2006)も香港の作品だけど、あちらは捨てられたモノがフィーチャーされていた。何かしら危機感を抱いているのだろうか。
「ミッドナイト・アフター」(2014)という作品で知ったが、香港は諸外国の文化に晒されやすい様で。人の流入が多いからといった背景があるのだろうか、香港は文化の空白地であるとも言われており、それ故に良く言えば飲み込みというか浸透が速いのだろう。
新しきに晒される新旧が混在する街に、いずれは新しきに飲み込まれるだろう旧文化。では香港らしさ(文化)とは何なのか。
監督はこれが香港だという具体的なものの明言は避けるが、鑑賞者自身がこの映画のどこかに香港を見出せれば探してくれればといったニュアンスの事を言っていた。
狭い路地裏を抜ければ・・・
都会的な町並み・・・
しかしそんな街並みの中には・・・
こういった両極端なところとかもよかったね。
個人的には特にこれが素敵だったなぁ~
単純な感想を少し・・・
どことなく抜けてる感じ…それぞれのキャラの馬鹿馬鹿しいながらも憎めない感じに、騙し合いにスリ合戦は見ごたえあるんだけど、ヒロインが全く垢抜けてないんだよね・・・ まぁこれは個人の感想でしかないわけだけど。でもこれは人によっては鬼門だよね。
〇最後に
どこの国にもあるんだよね。移り行く時代に何を想うのかね・・・
ではでは・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿