~証拠能力~
〇はじめに
絶対能力てなんやねん・・・
〇想起する作品
「ヒッチャー2004」(1998)
「ギフト」(2000)
「サスペクト・ゼロ」(2004)
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007)
「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」(2016)
〇こんな話
あなたの私物、覗くわよ!!
〇証拠能力
物に宿る記憶?を断片的に辿る特殊な能力を有する捜査官の葛藤がメインなわけだが・・・
主人公の能力(正確には捜査方法)を尊重する人間と、捜査の鉄則から外れると煙たがる人間の衝突を最初に印象付けている。正確な捜査手順こそが確実な犯人逮捕に繋がり、法による裁きを適用させることが可能となるわけだが、それにより真実が明らかになるかどうかは別問題。そして人の生死が関わる中での捜査の迅速化の問題もある。
ここへの訴えとして証拠能力は無いが真実を見定める方法と手段を有した主人公が当てられている。違法捜査故・・・、彼女以外証明仕様の無い情報収集手段にて犯人しか知り得ない情報を得ている彼女の葛藤から見えてくるものは果たして何なのか・・・。
警察が辿り着いた公的な真実と犯人のみが知る私的な真実とに揺れる主人公の様は、事件の部外者と当事者の温度差にも繋がる様に思う。まだ事件に謎が残る中犯人は捕まったからと警察は捜査の終わりを告げる。事件の解決とは犯人の逮捕か、容疑者死亡で済ませられるものか。全容を事詳細に明らかにすることか覆い隠してしまうことか、はたまた真実を創り出してしまうことか。
何よりこの何も知らない娘とのコントラストが一番の訴えか・・・
〇最後に
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」観ると良いかな・・・
ではでは・・・
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