~そういう奴~
〇はじめに
以前は戦う女シリーズみたいなものが流行ったけど、あ~いった類の作品の新しい観せ方になるんじゃないかなこれは。
〇想起する作品
「イナフ」(2002)
「ハイ・クライムズ」(2002)
「アブノーマル・ウォッチャー」(2015)
「造られた殺人」(2015)
〇こんな話
全く興奮しないNTRモノ。
〇GIFT
“ギフト”という響きでどんな事を思い浮かべるだろうか?
誰かのためにわざわざ贈り物をしたいと思ってくれたものならどんなものであろうと悪い気はしないだろう。そしてその贈り物には何かしらメッセージが込められているもの。その想いとは裏腹に…となることも少なからずあるが、マイナスな感情ばかり先行はしないものだ。
この誰もが想像しているようなプレゼント(贈り物)というものへの良いイメージありきで、実はそれに込められたメッセージが…として良き夫良き夫婦であるというイメージを徐々に徐々に逆転させていく展開はいろいろとモヤモヤする。
“ギフト”ってのはゴードからの復讐と、究極は授かるモノつまりは赤ちゃん(子宝)ってところに掛かってるのね。このオトしどころは観ていてさすがに辛かったな。
どちらの赤ちゃんなのかはわからないが、まぁ結末としてはどちらでも構わないんだよね。サイモンがゴードへとした仕打ちの復讐として機能すれば。後々検査すればはっきりするだろうけどそれをしたら確定してしまうわけで。明暗はっきりさせるに越したことはないかもしれないが、最悪な事態を想定するならばただただ先延ばしを選択し希望と絶望が混在している方がまだマシ。でも子どもの頃から変わらないサイモンという男の性格故にってな複雑な感情があるわけで。
でももう彼には失うものなんてない状況まで来てるわけだよね。いやそれを繋ぎとめる最終段階と言った方良いのか。それ故の…なのかな。
"過去は水に流す"
"君が過去を忘れても過去は君を忘れない"
"悪いことがあってこそ良いことに気付く"
"悪い出来事も贈り物になる"
この“いい人”というのがまた誰なのかとか、“いい”って何よってな話もあるんだけどね・・・
〇疑念
ロビンという女性はどう観るべきなんだろうな。サイモンだけが苦しむ絵面だと理解したけど、ゴードの子種だったら長期的に見ればロビンも苦しむことになるよね。それをできないとしてサイモンは位置付けられているのかどうなのか。流産という経験があるから今回の出産は単にいいこととして開き直れるといったこともあるのか? この辺りの曖昧さがまたモヤモヤするんだけど、まぁこれも狙いなんだろうね。
〇最後に
何だろうねぇ~モヤモヤするなぁ~・・・
ではでは・・・
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