~容姿端麗文武両道~
〇はじめに
囲碁って結局はただの陣取りゲームだからな。将棋とかだったら駒の取り合いで敵が味方に味方が敵にと盤外戦との兼ね合いもあってよりおもしろかったんじゃないかな。でも囲碁より単調だったりするのか??
〇想起する作品
「嘘食い」
「カイジ」
〇こんな話
韓国では囲碁がとても盛んです。
〇対局と大局
プロ棋士の対面した人間同士が打つ囲碁というものを見せた後、打つ者とその裏で取り仕切る者とを隔てる賭け碁を印象付けている。碁は盤上におけるひたすらな先の読み合いなわけだが、プロ棋士の対面する者だけを相手取る場合と違い、賭け碁においては盤外戦を強いられることになる。ここに個性派キャラクターの数々とアクションを持ってきたことでただの頭脳戦ではなく・・・として復讐劇という名のエンタメ作品に仕上がっている。
その人物の実力を推し量る指標が囲碁というものだが、そのジャンルに精通していないとやはり厳しいものがある。棋力といった目に見える指標や序列が描かれていないが故に、これから対峙していくだろう人間との実力の比較が難しい。復讐劇における下っ端を倒していきながら徐々に徐々に大ボスに近づいていくという楽しみが半減している。
いや、あまり囲碁を事細かに描こうともしてないのかな。「~石」といった囲碁における用語が時折挿まれるが、そういった大まかな流れの示唆が狙いなのかもしれない。劇中の個々の対局を通して作品の流れという大局を見る(作る)べきか。
それに対局を通して見えないところで通ずるものがあるとして人間ドラマを掘り下げているが故、どこか胸を熱くするものがある。それこそがむしろ描きたいところなのかな。
〇最後に
神の一手なんて無い。地道に頑張りましょっ! とのことです。
ではでは・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿