~もう少しハイスクールライフ感が欲しかったなぁ~(切実)~
〇はじめに
マーベル・シネマティック・ユニバースシリーズとしてどうとか、3度目?の「スパイダーマン」実写化どうこうの位置づけはようわからんけれども・・・
「アイアンマン」の3までの系譜、特にトニー・スタークの葛藤を辿り、「シビル・ウォー」における正義の葛藤と「ハンコック」辺りのヒーロー像というものへ一石投じる姿勢を踏まえてみると中々おもしろいのではなかろうか・・・
何にせよ「アイアンマン」からこのシリーズは始まったのだとするリスペクト(と言って良いのかな?)は感じられ、最近おざなりだったポッツを登場させたことは誠に真に評価したい。ハッピーもそうなんだけど落ち着くんだよね。
〇想起する作品
「ハンコック」(2008)
「アイアンマン3」(2013)
「+1 プラスワン」(2013)
「ベイマックス」(2014)
〇こんな話
あなたの親愛なる隣人、スパイダーマン!
〇Zendayaが滅茶苦茶キュート
ピーター・パーカーという思春期モリモリな主人公という特性。自分で捉えている自分という存在と、周りが捉えている自分という存在のギャップに悩む年頃。自分が思うほど大人ではないし、周りが思うほど子どもでもない。
ヒーローになるためのピーター・パーカー自身の葛藤に対し、おばさんを始め親友にトニー・スタークと彼を見つめる数多の視線が存在している。自身と周囲の認識とのズレによる葛藤と衝突との連続がその人というものを形成するわけだが、ピーター・パーカーという存在の隙間(理想と現実のギャップ)をミシェルという存在がその都度埋めてくれていることに目が行く。
この挿み込み方が本当に絶妙だったおかげで終始リザよりもヒロイン向きなのになと内心不満たらたらだったが、ん?ミシェル??・・・なるほどそう来るかとほくそ笑んだよ。
ヒーローとして粗削りな感じがまたよかった。エレベーターにおける救出活動がその想いとは裏腹に事態の悪化を早めることとなったように、スパイダーマンが活動しなかった方が被害が少なかったんじゃないかと思わせる。ATM強盗との争いで行きつけのお店を大破させてしまったことなんてのは当にそれだ。スパイダーマンが関与したことで余計な被害が出てはいないかと。しかし今その悪を見逃したら後々より大きな被害に見舞われるかもしれないという可能性を想わせるラストには唸った。ここにアベンジャーズも苦しんでいる正義の葛藤が見え隠れする。
〇余談
大企業とベンチャー企業との対立ってのは、「シビル・ウォー」から来てる正義の後ろ盾どうこうってところとの兼ね合いもあるのかな?
〇最後に
Zendaya要チェックね。何か改めて調べてみるとそうでもないんだけど、この作品の中では滅茶苦茶光るものがあるよ。
ではでは・・・
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