2014年7月11日金曜日

ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星(2011)

ロンリエスト・プラネット[DVD]


~それは突然やってくる~ 

〇こんな話 
婚前の二人がある場所である事態に陥る映画。

〇愛とは 
男は銃を向けられて女の後ろに隠れるというか、女を盾にするわけです。そこからこじれ始める関係。

お互い(表向きは)愛してるとはいっても、自己犠牲精神などなかなか持てないですよ。彼は今までの見舞われたことのない事態に陥って、ただ人間としての防衛本能がはたらいただけ。いきなり銃を向けられたら隠れたくなるでしょう。自らの命をまず先に考えるでしょう。女専用のSPやシークレットサービスじゃないんだから。銃という危険性や恐怖を知っているからこそでもあるんですよね。日本で言えば、銃社会でないために拳銃なんて実際に見たことある人なんていないですし、別にそこまで責められることではないです。逆に本物かと疑ってかかるかもしれない。しかし、未知のものに自ら立ち向かう者と、自らの命しか省みない者とで、どちらを信用できようかと問われたら、まぁ前者でしょう。ただそれだけ。それが大きいんだよなぁ。心がけだけでどうにかなるものでもないしなぁ。そういった状況に置かれる経験がものを言うのかなぁ。
キャプテン・アメリカ(になる前か)ってすごいなぁ。手榴弾から仲間を守るために身を挺すもんなぁ。手榴弾に覆いかぶさるとか・・・。

些細なことかもしれませんが、そこから見えてくる本質ってものがあるわけです。その人の本質ってのは、日常的には割と覆い隠す、着飾ることができますから、こんな状況(非日常)に陥ってみないと露わにならない場合があります。わかった気でいてもわからないことは確実に存在する、ということを認めざるをえません。

まあ、そんな些細なことから愛は冷めます。その先どうなったかはよくわかりません。人間気になりだしたら止まりませんからね。特に負のイメージに関しては。気になって気になって仕方がない。しかしいざ命の危険が迫ったら、男は守ってくれないことがわかりきっている。口でいくら弁明されようと、彼がその時にとった行動は鮮烈に女の記憶に刻み込まれている。そんな中、愛を育むことができましょうか? 
怖いな~。

〇最後に
人間は互いに割り切り、妥協し、認め合い、理解し合い、助け合いで生きていくわけです。良く言えば、性善説かな。よりしっくりくるような言い方をすれば、この人はこういう人物だという決めつけを行って、その人物を自分なりに許容し、どのように付き合っていけばいいのかという分析をし、うまく関係性を築いていく必要があるということ。そんな複雑な事を、才能なのか天然なのか勘で容易に行ってしまう人もいれば、ひたすらに考え込み、悩み、計算し、ド壺にハマる(病んでしまう)人もいるわけです。感情があるから複雑に考えてしまうのでしょう。勝手に複雑にするのは結局自分自身なんですけどね。気になる事は気になって仕方がないのですよね・・・。

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