2015年11月6日金曜日

名探偵コナン 銀翼の奇術師(2004)

名探偵コナン 銀翼の奇術師[DVD]



~馬鹿は死んでも気付かない~


〇はじめに 
 劇場版第8作目 

〇こんな話 
 オレだよ、オレオレ。そうそう新一。え~と、高校生探偵でぇ~、あ~っとサッカー得意でぇ~、あとえ~、蘭の彼氏彼氏ぃ~。実はさぁ、飛行機で事件があって~、操縦しなきゃいけなくなっちゃったんだよね~。

 キャッチコピーは 「俺の操縦桿を握ってくれ」
            「オーパイスイッチ蘭のはどこにあるんだろう~♪♪」


〇ひとつの真実 
~ルールは守るためにある~ 
 
 今回被害者となるジュリさんではあるが、彼女がこの作品の事件を大きくしたのは間違いない。彼女の身勝手さ、自由奔放具合は物語序盤から表現されていた。アナーキーと言った方が良いのか。誰にも縛られず、私の思い通りに全てを動かしたいというような性格。それがこの事件を複雑に且つ大きくした。一番の問題はコクピットへの侵入である。テロ等の問題により、コクピットへの侵入や、機長とのコンタクトは厳重なものになったにも関わらず、彼女は侵入する。そして機長もCAの先輩だとか、親しい仲だとかいう理由でそれを許してしまう。彼女がコクピットへ侵入しなければ飛行機は無事航行を終えることができた。つまりは彼女が自らの欲求を抑え込み、我慢することができていたのならば彼女の死後に起きる事故は確実に防げたのだ。全ては彼女が安全のために定められたルールを守らなかったがためだ。馬鹿は死んでも治らない。治る前に死ぬと。だって自分が馬鹿だとわかる前に死んでしまうわけですからね・・・。笑えないな。

〇疑念 
・怪盗キッドが工藤新一に化けてきてコナンが困惑する場面 
 コナンは怪盗キッドの変装だと叫ぶが、警部が頭をいじりたおして変装かどうかを確かめるにとどまる。おやおや、なぜ工藤新一ならではの事項を確認しようとしないのか。ホームズオタクならではのクイズでも出せばいい。サッカーボール射出ベルトからサッカーボールを蹴り出してキッドにパスしてみればいい(この頃まだ無かったけ?? めちゃくちゃ使ってるじゃねええええかああああ)。そっからリフティング対決でもすればいいんだ。プロサッカー選手から声がかかるほどの腕前だぞ。いや、脚前か。そんな確認をしてみれば容易にキッドと見抜けたのではないだろうか。あと携帯電話があるじゃないか。新一の声で掛ければいい。いや敢えてコナンは驚いたふりをしてキッドを泳がせることで蘭に甘えてみるとともに、最後はキッドを追い詰めるという自己アピールをしたかっただけなのかもしれない。自分の株を上げるために頭働きすぎだなぁ。あとは道具の出し惜しみをしたくなかったのかもしれない。折角最初から背負ってましたからね、パラグライダー。 
 蘭がキッドの変装である工藤新一に違和感を感じさせるシーンを強調したかったがためなのかもしれないが、警察の確認が杜撰すぎる。目暮警部の信頼が厚いことの裏付けにはなっているのか。これではキッドを毎度毎度取り逃しているのは容易に想像がつく。情に流されては犯罪者を逮捕できないということなのだろうか。

 キッドが必ず変装してやってくるという思い込み。なぜか中森警部はキッドが関連する人物に変装して内部に侵入してくるという前提を勝手に作っている。誰も素顔を見たことがないのと、我々鑑賞者視点において、工藤新一と黒羽快斗がクリソツであると知っているからであろうが、どうもこの前提は納得がいかない。事件を捜査するものとして思い込みや、勝手な前提はご法度なはずである。まぁ無能っぷりを表現したいのかもしれないが。いつの日も天才を引き立てるのは無能たちである。この世の中は主人公と脇役(引き立て役)で成り立っているのだから・・・。

・耳抜き 
 鼻をつまみ鼻から息を出す。この行為により手に毒がつき、死につながってしまう。顔に化粧やらをして、その顔に触れる行為をしたときに手を洗わないものなのだろうか。どこまでの化粧かはわからないが、女性はべとついたり気にしないものなのだろうか。ましてや毎回のように指についた(チョコレートに限るかはわからないが)カスを舐めとるような人だぞ。気にしないのかなぁ。気にしないからこそ、そのような行為をするのか。手にキスをさせたりと。男でもトイレから出るとき、洗面所通り過ぎる人多いからな。女性でも普通なのかな。



〇余談
 だめだ、下ネタにしか聴こえないところがある。

・キッドと蘭が見周りデートをする際のコナン君の台詞
 「僕もイくイくイく~」

・蘭が3サイズを聴かれた直後のキッドの台詞
 「君は(俺の)操縦桿を握ってるだけで良い」

・キッドが飛行機から飛び降りた際のコナン君の台詞
 「僕たちの手で堕ろすしかない」

・・・大変失礼しました。


〇最後に
 博士が酒井なつきさんに対して
「あんたはまだ若い。罪を償ってもう一度やり直すんじゃ。」
と。なつきさん、私はあなたの帰りを待っていますよ。いつまでも。ということで、今回はなつきさんとお別れ~。

 このキョトン目が好きね、コナンの作画は基本。




 子ども目線におりてくるのよね。ポイント高いね。


 ウインクしちゃう感じね。現実だったら引いちゃうけどね。

 気が利くそうです。

 
おこ?






  ↑ ここに追い討ち掛けて泣かせちゃう博士が憎いね~ ↓

 あんまし見映え良くなかったな・・・・

 ・・・ではでは。




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