2015年11月5日木曜日

ウォンテッド(2008)

ウォンテッド[DVD]


~曲がるのではなく、曲げる!!~ 


〇こんな話 
 しがないサラリーマン。スターウォーズにハマる。



〇フラタニティ 
 機織り職人が結成した組織で、殺すべき者の名前を織り出す機織り機が存在する。乱れた世に秩序をもたらすために、秘密裏に刑を執行するそうな。運命の調整者的な立場だと言う。一人が殺されることで多くの人の命が救える。それを信じて活動しているらしい。 
 どうやってその殺す対象は判断されてるんだ~い?という疑問が巻き起こるだろうが、実行犯となりただ対象を殺すことだけに専念すればいいと諭される。そもそも運命とは何なのか。仮に運命だとしても、進むべき道に対しての何かしらの基準が存在するのは明らか。・・・この辺が話のミソか。


〇死体撃ち 
 人間を撃つ感覚に慣れさせるためだそうな。これは初耳、耳より。  


〇曲がる銃弾 
 この映画の一番の醍醐味が演出及び表現。これについて少し考えていきたい。といっても科学的観点からの専門的なものではないのであまり期待しないでほしい。 

 劇中で「誰が銃弾は真っ直ぐ飛ぶと決めた?」みたいなことを言う。字幕だと「もし弾丸がまっすぐ飛ぶと知らずに撃てと命じられたらどうする」。そして方法ではなく意思の問題だと。

 え?

 いかに真っ直ぐ飛ばすかが銃には求められているんではないのか?と突っ込ませていただきたい。そもそも銃弾はなぜあのような形状をしているのですか? どこまで曲がるのかと言うと最終的に円を描きます。それぐらい曲がります。 

 銃弾が真っ直ぐ飛ぶものと知らないと仮定して考えてみよう。前に障害物があり、その障害物の後ろに的がある。どうする?
 
 ここで分かっている情報を整理してみる。銃という存在は知っている。引き金を引くと弾丸が飛び出すことも知っている。構えはどうなんだ。曲がる弾丸を撃つときに確かに本来の構えはとっておらず特殊な撃ち方が存在していた。つまり曲げる方法が存在するということになる。おやおや、おかしいぞ。方法ではなく意思と言っていなかったか・・・。
 違うのだ、これは方法ではなく弾丸を曲げたいという意思によって現れてしまった撃ち方なのだ。よくレースゲームでコーナーを曲がり切れずにコントローラーや身体を曲げてしまう行為のようなものと理解すればいい。それが段々と体系化していった。じゃあ方法じゃねえかよと。いやおそらくそのカタチになるまでのプロセスが大事なのだろう。ポケットモンスターにハマった人で、レアポケモンを捕まえるときに、願掛けのようにボタンを連打していなかっただろうか。それが段々と独自の方法へと向かって行く。私が最終的に辿りついたカタチはAとBの交互押しだった。これで私はモンスターボールで伝説のポケモンであるサンダーを捕まえた。それぞれに自然に身に付いたものなのである。ルーティーンってな言葉にまとまるのかな。イチロー、前田健太、内村航平、金丸祐三、この辺が有名どころだろう。ジンクスとも。


 つまり・・・、
「曲がるのではなく、曲げる!!」 

こんな感じで締めてみます。


 あ~そういえば、最初と最後がひたすら真っ直ぐ飛んでくライフル弾かなんかなんですよね。これどっかと掛かってたのかな・・・



・補足

 「怪しい伝説」ってな番組で検証されてましたね。銃弾が曲がるのか否か。あぶなっかしかったなあれ。撃ち方真似してみたり、銃弾傷つけたりして。


〇最後に
 主人公の特殊能力。心臓の鼓動を早め身体能力を急激に上昇させる。世界がスローモーショーンに見える。何かの漫画であったな。

 ではでは・・・ 
 




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