2016年8月26日金曜日

ダークスカイズ(2013)

ダークスカイズ


~範疇~


〇はじめに
 最初にアーサー・C・クラークの言葉が挿入されており???だったが・・・、そっちか~い!!


〇想起する作品
 「サイン」(2002)
 「フォーガットン」(2004)
 「ノウイング」(2009)
 「運命のボタン」(2009)
 「ポゼッション」(2012)
 「ディアボリカル」(2015)


 最後無線から声が聞こえてくるってな作品がなんかあったんだよ・・・ 忘れた・・・




〇こんな話
 こんばんは~どうも・・・





















〇範疇
 "Two possibilities exist...

 Either we are alone in the universe or we are not.

 Both are equally terrifyng"

 「我々は宇宙で唯一の存在かそうでないかの2つの可能性があるわけだけども、どっちにしろ恐ろしいわい」

ってなことをアーサー・C・クラークが言ったそうな・・・


 このチョ~ひろい宇宙の中で生命体は私たちしか存在してないの~? 怖~い(/ω\)

ってな孤独的な話と、

 他にもいるかもしれないよね? じゃあ接触する場合があるっちゃ~あるよね? 怖~い(*ノωノ)

ってな衝突(接近遭遇)に関する話なのよ多分。

 で、これがそのままの話だったっていうさ・・・ ジャンルそっちかと・・・


 一時期流行りましたね。説明のつかない現象を全て宇宙人に擦り付けるという解決法。ミステリーサークルとか・・・ 宇宙人の仕業だ~ってはしゃいでたら、僕たちが作ったんだけどと言われ・・・え?(´・ω・`)

 この思考とは逆を行くわけでして。宇宙人ありきで見せていない。ここがおもしろさであり、しかしホラー映画として観ると評価が分かれるだろうところでして・・・

 劇中では家が荒らされたり、キッチンアートが作られたり、写真立ての写真が抜かれていたり、防犯アラームが一斉に鳴り出したり、ムクドリが大量に降ってきたり、いきなり叫びだしたり、身に覚えのない傷跡ができていたり・・・etc

 アートだわ・・・


 何かしらの未知の現象に見舞われたときに我々はどのような対処をとるだろうか。その道の専門家を呼ぶ(聴く)、というのが1つの方法だろう。劇中では警察、業者、野生動物センター?、医師、J・K・シモンズといった者たちが入り乱れた。

 そこで一応説明がつけられる、様々な可能性が考えられるとしていた。正確には説明をつけようと思えばいくらでもつけられるが明確には答えられない、か。泥棒、家庭不和、虐待、地球内部がどうのこうの、エラー、誤作動・・・ 

 人は結果に対して理由、原因を求める。説明をつけることで何かしらの感情を解消しているのである。理解することで安心を得るのである。ここを父親が部屋中に監視カメラを取り付けることで糸口としたのはうまかった。測れるとは限らない1つの線引きができる。家族、専門家だけでなく、第三者の目としても機能する。

 その枠組を構築させてからの、終始曖昧なストレスや緊張感を与えてからの、全ての現象が繋がる、合点がいくとして見せる宇宙人なのである。ここがミソなわけだ。

 その家族を世間からおかしいと思わせようとしているのが気になったわけだが。これは宇宙人にその意図があったのかなかったのか、というよりは、家族が現象に何かしら理由付けをしようとアプローチしている事に対しての、そのおかしな家族に何かしら理由付けをするという家族外からのアプローチを意識させようとしたのだろう。



 こういうのを観る度に思うのだが、彼らには外交という概念が無いのか? ある程度地球人にも許容のある者はいるぞ。彼らも亜種なのかな。地球人の中で決して犯罪が無くならないように宇宙人の中にも無法者がいるのだろう。

 いや、これが彼らのやり方なんだ・・・ そもそも人間と同じ所に立っていない。対等ではないんだ。


 弟が尻尾のとれたトカゲをリハビリしていると言い張っているわけだが、ここに宇宙人(グレイズ)と地球人の関係を見るのだろうか。いじめているのか、労わっているのか。なぜそのトカゲが選ばれたのか。そもそもトカゲの区別はつくのか。

 父親の就職活動、母親の不動産の売買もこれと関連してくるのだろう。企業が面接によって人を判断し取捨選択をする(される)。お客がその家が相応かどうかを判断し買う(買わない)。恋愛要素もそれか? 大きくは家族愛か。

 何かしらの判断材料があり選択は為される。職歴、実績、人柄、価格、立地、相性、本能?・・・ 比較対象を持ち出してより良いモノを選択する、したがる。これが当然なわけである。常識として浸透しているわけである。ここを突いているわけである。


 結局は判断がつかない。侵略しに来ているという前提で人体実験をしていると結論付けているが、これは人間の想像の域を出ていない。兄貴(ジェシー)は小さいころに原因不明の病気になったとされているが、これは宇宙人の仕業ではなく、宇宙人に助けられたともとれる。

 最初の接触において病を発症したのか、病が発症したから宇宙人が接触し何かしらの痕跡を残しておいたのか・・・ 彼らの単なる好奇心なのか、善意なのか悪意なのかというところは判断ができない。

 一応説明は添えられているが曖昧だとしておこう。実験用ラットに研究者の意図が理解できるか否かと補足もされているのでこれくらいにしておく。


 しかしこれだけは言えるようだ。被害にあった家族は苦しんでいる。最後の交信はどのように捉えるべきなのか。家族を取り戻すための一縷の望みなのか、それとも家族を一生苦しめる入口なのか。先輩の姿は見せられた・・・



 ポイントは宇宙人の目的が何だったのか?ではなく、我々の常識とされている現象に対するアプローチからの宇宙人への落とし方であるのでね。宇宙人の常識と我々人類の常識との照らし合わせではなく、宇宙人による未知の現象を見せられての我々の常識というところへの再アプローチ。これを楽しめればいいのではなかろうか。

 ・・・究極家族というところを見つめなおすのか。





〇アニー・サーマン

 キュ~ト





























〇最後に
 ま~奴らはどこかにいるでしょうね・・・

 ではでは・・・



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