2016年8月2日火曜日

トロール・ハンター(2010)

トロール・ハンター


~トロール~

〇はじめに
 トロールを捕まえに行くならまずこの映画は観といた方が良いだろう。



〇想起する作品
 「JAWS」(1975)
 「アナコンダ」シリーズ


〇こんな話
 トロール生態白書。





〇トロール
 トロールは紫外線を浴びることで石化か爆発するそうな。ハンスは暗いと怖くて眠れず、ひたすらに紫外線ライトを浴びてるのだとか・・・

 トロールに知能は無く、ただ食べるものを探し生きている。基本的に何でも食べる。闇雲に。これが最初に出てきたハンターたちとの対比なわけか。熊の個体数は自治体で把握して管理していると。

 この辺りの対比は人間とトロールの共存が為し得ないということでいいのか??



 クリスチャンの匂いを嗅ぎ分け追いかけてくる。ここにイスラム教を被せてくるのか・・・ 

 トロールが反応するのはどちらなのかってのはブラックジョークと受け取ればいいのだろうか? 宗教における対立。トロールが実在するという体で、彼らは1000年単位の寿命だとしているのはおそらくここに掛かってくるのだろう。彼らが現実に見てきた受けてきたモノがあるわけで。 

 どっちにもとれるのよね。トロールがクリスチャンを狙うことはキリスト教を否定しているととれるし、イスラム教徒には反応しないということは逆にキリスト教というものを肯定してもいる。

 この辺りの感覚はようわからん。




 熊の足跡がおかしい、熊の生息地が違う、熊が食料を蓄える・・・等々全てトロールハンター関連の人間がやっているわけで。

 橋の崩落や倒木、迷子石の存在はトロールの仕業。倒木に関してはツングースカも意識していたのだろうか。

 この辺りの説明のつかない、いや説明をつけている現象を扱うのはうまい。誰も見たことが無い現象は理論的に、計算上可能か不可能かで判断していくしかない。そこに陰謀論を絡めることで、一般認識と真相という表と裏の両方のを知ったとして興奮するわけである。トロールの生態白書とも言える撮り方だけに説得力を帯びている。UMAや超常現象ファンには堪らないのではなかろうか。





〇疑念

● トロールハントの現場についたところでハンスは体を洗いトロールの匂いを体にまぶせと指示を出す

 ・・・これは出発前(現場到着前)にやっておくべきことではないのか? 彼らが警戒するものだとし、さらに自らの命の危険があるというなら尚更用心すべきことなはず。


● 紫外線照射武器

 ・・・充電切れるのが早いのはまぁ良いとして、頭3つの奴には常時照射して、巨大な奴にはチカチカさせた違いは何だったのか。節電?


 こういったところをもう少し練っていただければもっとおもしろくなるはず。




〇最後に
 この監督の次回作は観てみたいと思うな~

 ではでは・・・



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