2016年8月19日金曜日

ザ・ウォード 監禁病棟(2010)

ザ・ウォード 監禁病棟


~しっくり~

〇はじめに
 オチがどうのこうのではなく、私がこんな状況に陥ったらおそらく何もしない。いやできない。怖いもん・・・



〇想起する作品
 「アイデンティティー」(2003)
 「ANOTHER アナザー」(2006)
 「シャッターアイランド」(2009)
 「エンジェル ウォーズ」(2011)
 



〇こんな話
 なんか病棟で襲われてるんですけど~


人格統一
 性的虐待を受けたであろう描写があり、解離性障害なのだろうことは伺えた。しかしその人間の内面を外界に作用するカタチで描いているが故にわかりにくかった。医師はそれぞれの人格と話し合いをしているようだが、人格は同時に表出するのか、入れ替わりが起こっていたのか、この辺りが曖昧。私には明確に線引きができなかった。彼女もおそらくそういった状況に陥っているので深入りする必要はないのかもしれない。

 故に医師の目線で分析するのではなく、単純に彼女らの視点で見舞われる様に身を委ねればいいのだと割り切れたりもする。彼女らが確実に被害者であるように描かれるわけだが、この襲われているという自覚。自分を襲う対象がいるという認識。その自覚や認識が強まるごとにその人格は強くなっていくわけで(逆に対抗する力も強まるのか?)。当に被害者だったわけだが、この人格統一という名の下の殺人。このラストのしっくり感は見事だった。下手に勘繰るより、身を委ねた方がそれは大きいと思う。




〇最後に
 うん、怖い・・・

 ではでは・・・


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