2016年5月28日土曜日

アンダーワールド:ビギンズ(2009)

アンダーワールド:ビギンズ[DVD]

~愛の衝突~


〇はじめに
 セリーン出ねえ(笑)



〇こんな話
 「アンダーワールド」へとつながるお話。




〇愛
 前作からの歴史補正。

 マーカスとウィリアムからヴァンパイアとライカンとしていたが、ライカンはルシアンからの突然変異だそうな。

 アレクサンドル・コルヴィナス

  →マーカス(ヴァンパイア) VS ウィリアム(狼男)

   →ビクター(元人間)&ルシアン(ライカン) VS ウィリアム(狼男)

    →ビクター(元人間) VS ルシアン(ライカン)

     →セリーンとマイケルへ・・・



 ビクターとソーニャという親子愛とルシアンとソーニャとの男女愛との衝突がメインなわけだが、なぜにそこまでに揉めに揉めたのかと。障害は種という壁である。


 あ~そうそう、愛があれば種を越えて混血の命が宿るそうな。愛が奇跡を生むってなお話なのだろう。

 難点はシリーズを追っていないとビクターの葛藤があまり見えてこないことだろう。対立すべき親子愛と男女愛にて、ルシアンとソーニャの男女愛が強すぎてしまう。この2人の愛がメインだから別に構わないのだが。この件があったからこそ「アンダーワールド」へと続くセリーンを殺せなかったというところと掛かるわけである。が、この作品単体だとビクターのエゴが際立ってしまう。

 ビクターのポジションとしてはソーニャの親であり、そして種の長(長老)である。種の存続も意識しなければならない。「アンダーワールド」へと続く、そしてそれまで続いてきた長い長~い歴史がその強さの現れだ。そのための掟であり、ライカンの奴隷化である。例え娘であろうと、という時には非情な決断を下さなければいけなかったわけだ。

 愛する者を守らなければという親子愛と男女愛の衝突。愛する者は共通している。ソーニャだ。しかしご存知の通り、ご覧のように、ヴァンパイアとルシアンの戦いは複雑を極める。

 なぜこんなにも事態は単純そうで紐解けないのか・・・



〇最後に
 この作品にて「アンダーワールド」シリーズの深みが増したかと問われれば???が浮かぶ。今回は質感も出せないし・・・

 ではでは・・・


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