2015年5月16日土曜日

アンリミテッド(2014)

アンリミテッド[DVD]


~足~

〇はじめに 
 見どころは人間ってこんなに軽く動けるのかよ、というところか(動画投稿サイトでこの手の動画をよく閲覧している方には物足りないそうで)。

 この辺をもっと活かせれば良かったのに・・・。何と言うか全体的に起伏が無い。飛んだり跳ねたり人間は動いているのに、なかなか話が動いていかない。ついてこない。練習と実戦で何かしら動きに変化をつけても良かったのではないか。いや変化はあったのか。生身の身体のみに頼るのと武装するのとかが。  

〇想起する作品 
「プレミアムラッシュ」(2012) 

〇こんな話 
 自転車男とパルクール女がごっつんこ。そこからはじまる〇〇ストーリー。 

〇生身 
 人間生身でいくらでもできる。 

 フリーランニングをひたすらに観せつけてくるわけだが、それを経てラヴシーンを観せられても何もピンと来ない。物足りない。こういった行為が関係性の変化や軋轢を生むのは理解できる。しかしあんなに画面いっぱいに飛んで跳ねてを繰り返す者たちが、抱き合ってキスしていたら事後。うーむ。もっとぐにゃぐにゃやってもいいんでね~のけ。ただどんな肉体かを観せたかっただけなのか。結果にコミットしますと。 

 まぁ兄妹がおり、妹を好きになったけど彼氏がいましたとする構図はよくあり、何とも興味をそそるものなのだが、何とも物足りない。妹は十分にかわいいし、過去や背景が彼女をより引き立たせてはいるのだが、またもやう~む。 

 彼女を追いかけていた男が、最後の逃走場面で先導する画になってるのが、最大の見せ場となっているのか??

 あと兄貴がかっこいいんだか、かっこ悪いんだか訳わからん。


〇最後に 
 自転車を降り、自分の足で走り(歩き)、最後彼女と二人で車に乗る。彼の頼みとなる足が変化している。 

 という主人公の歩んだ道、流れにはいったい何の意味があったのか。そんなことを考えつつ、「足」のつく慣用句を想い浮かべながら鑑賞するのがこの作品の楽しみ方か。足を洗うって表現は使われてたしな。英語でなんて言ってるか知らんが。もっと「足」という表現を散りばめられなかったのかな。足手まといってなのもあったか。

〇おまけ(マリー・アヴゲロプロス)
 個人的にアップよりも身体全体が映ってるときの方がかわいいかなと。身体をひねる仕草がちょこちょこありまして、その感じが何かそそります。








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