~そうだ、教師になろう~
〇はじめに
・・・そんなの気にしててどうすんだよ。もっと生徒に親身になれよ。周りがどう言おうが関係ねえんだよ。はい、逮捕~、懲戒免職~が待っています。その後の人生に何が残るのか。
この作品の場合、生徒からの誘惑ではなく教師からのアプローチだろ。自分に気のある女生徒は軽くあしらっといて。そもそも同棲している教師がいるという設定自体からあやしく感じてしまうという。
〇こんな話
男性教師と女生徒(女子高生)がイチャラブします。
〇感情
彼女が感情を表現する仕草がいくつかあるわけだが、これをもっとどうにでもできただろと。
終始同じ仕草を用い、はっきりと映し出す意味がわからない。彼女の感情の変化をせっかくに示せる場所であるにも関わらず、そこに変化を出してこない。なぜか感情を言葉でストレートに伝える方向へと変化していく。新しい仕草や、いつもの仕草に戸惑ったり、自分で制止する様だって、何でもやりようあると思うのだけれども・・・
ひとつひとつの仕草が何を意味しているのかと説明をされてからは、ただのわかりやすい単純娘に成り下がる。今までその行動に気付いてやれなかった中で、それに気付いてやれる男の存在が際立つのはわかる。しかしそれに気付かれてなぜこの女は恥じらいを見せたり、ばれないようにと隠そうとする思考に陥らないのか。自分の感情がだだ漏れになってるんだぞ?。気付いてくれた、気付いてほしいという喜びなのかもしれない。しかし今までに感じたことの無い代物だったんだろ。戸惑いや迷いをだな~。いやそこに純情・純粋だったり、恋愛に関して不器用なかわいらしさというところにつなげたいのか。いや、それこそが恋なんだ、愛なんんだ、ってことなのか。
でもなんだ、最初から先生に陥落してるんだよ彼女。最初から着地点が決まってしまっている。いやまぁそれが楽しむところなんだろうけど・・・
〇堕ち
NTRものを好む人間がこの映画を観ればひたすらに物足らない。テストにおける補習の有無を決める点数のノルマ。これを囲いが言うような、わざとやっているということにつなげればいい。
「補習が終わっちゃうの?」
というような、快楽に堕ちる人間性のように描き出せばいい。他者の介入により引き離されるよりも、自ら先生を望むようになる彼女の感情を全然うまく表現できるだろう。堕ちるというところをもっと強調してほしい。
卑猥な単語をひたすらに口ずさんでしまうとか入れたっていいじゃないか。せめて恋愛に関する単語。そして英語で綴られる文章を読むとか。愛読書を何だ、ダメだ小説わからん。無知さを恥じる。机の下の時だって、英語で書けばいいじゃないか。その男に染まっていく様を観せるべきところだろ。男が自分からキスというところの意味はまぁ良かったんでねえの。
恋に関する本を読んで、男と女がどんな道を進むかということを調べないはずがない。遺伝子工学の本を読んでそれに触れていないはずがない。メンデル云々で性的要素は十分に達せられてるとするのか。二重螺旋構造が同じ画に映るところもあるし?? 胸や心における変化というより、身体の変化をだな~。
「頭で感じるんじゃない、身体で感じるんだ!!」
嘘を嫌っているというストレートな櫻井先生と、引き離すために廻りくどい策にでる保護者代わりの・・・誰だっけ?。その対比も何だかな~。そこから携帯電話でロミジュリの構図でしょ。
常に保健室に人がいないのはあれか。養護教諭が不足してるっていうメッセージなのか??
水川あさみさん、せめてあなたがもっと観せてほしい。大人のアレやコレや。
〇最後に
不満をブツブツ書いてしまった。これが男目線の限界なのだろうか。
世界はこの二人で成り立っていたら、という前提があったらもっとおもしろく観れるのだろうな。外野のノイズがひたすらに気になる。ひねくれた人間に育ってしまったらそりゃもう、こんな話は無いと真っ向から否定してしまう。
感情の変化が都合良すぎるんだよ。二人の衝突を、クールイングリッシュポエマーマンと、難解恋愛方程式解読数学馬鹿女という構図にして、意思伝達の手段に縛りを設ければもっとはっちゃけられるじゃん。そんな二人がお互いの色に染まっていく。その溶け合いがおもしろいのではないのか。うわああああああああああ、わからなあああああああああああい。
・・・やはりダメなのか。私にこのジャンルは。
・・・何でお前この作品観たの?と。 水川あさみが観たかったんだよ!!
・・・疲れた、ではでは。
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