2015年6月25日木曜日

ビフォア・ドーン(2012)

ビフォア・ドーン[DVD]


~変わらぬ愛~ 

〇こんな話 
 ギクシャクしていた夫婦。妻がひょんなことからゾンビになってしまい、夫がどうのこうのする話。 

〇永遠の愛 
 愛していた妻がゾンビになっても変わらぬ愛を保てますか、もてますか、とそんな感じなのでしょうか? 仮に愛せなかったらそれは愛では無かったと・・・そんなとこでいいですか? 愛とはなんだろうか?  
 この作品で描かれているのは夫婦愛なのだが、私が思うに別に愛することと相手の全てを受け入れることとは同義である必要はない。つまり、ゾンビになってしまった妻まで愛することはないということ。完全なるあきらめになるのだけどね。
 なぜなら、人は日々変化していくからだ。そこに不変の愛を持ち込むのはあまりに難しい、というか不可能。個人差はあれど、時間の経過や環境によって価値観は変わるし、生物学的にも人の身体には代謝があるため、日々体の中は入れ替わり立ち替わり・・・見た目的にも中身的にも一時として厳密に同じ人間はいない。常に(その)人間は変化を続けている。そんなものをなぜ変わらず愛することができるのか。変わっていくものを柔軟に受け入れていくことが愛なのか。愛ゆえに受け入れていくことができ、番いとなるのか。

 結婚という文化の重要性の違いでこの作品の見方は変わってくるのか。

 時間というものが解明されていない現在、時間に縛られ生きる我々では永遠に解けない謎なのかもしれない。しかし有限だからこそかけがえなく・儚く感じ大切にしようと、そして育まれるものがあるというのも事実。 ・・・ふむふむ・・・zzz

〇最後に 
 こういうテーマの映画は好きだ。ひたすら考えられるから。おもしろいかは別として。

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