2018年1月4日木曜日

東京喰種(2017)

~食~


〇はじめに
 蒼井優にぺろぺろされたいとか、





 清水富美加に蹴られてみたいとか、



 蒼井優にぺろぺろぺろぺろされたいとか、



 蒼井優にぺろぺろぺろぺろぺろぺろされたいとか、



 蒼井優にぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろされたいとか


 まぁいろんな感情は沸き起こったけど・・・そんなことよりなにより




 桜田ひより、すばらしかった。


 そろそろ大人の階段を登って行かなくてはならないのだろうなぁ・・・ まだ少女だよね。
あと走る姿初めて観たけどあまり運動得意じゃなさそうだね。





〇想起する作品
 「寄生獣」
 「スピーシーズ」シリーズ
 「ブレイド」シリーズ
 「今日も僕は殺される」(2007)
 「デイブレイカー」(2009)




〇こんな話
 あんた人間だったんだろ!!






〇食
 金木とリゼの関係において「喰種>人間」という捕食者と被食者の絶対的な差を見せられての、大泉洋と相田翔子桜田ひより親子の「人間>喰種」というマジョリティとマイノリティという関係性への逆転は良かったと思う。

 ただそれによって人間の食というところを見つめ直すに至ったかどうかよね。正確には食というところを皮切りに…ってな話なんだろうけど。


 もう少し食という文化を育む人間を描き出してほしくあった。昨今スイーツだのなんだのとブームがある中で、グルメ特集といったカタチで石塚英彦や彦摩呂を出したって良かっただろうし、それより何より好きな時に好きなものを食べるという日常だったり、朝昼晩と食事にありつけるということがどんなものなのかという、その当たり前を訴えるものが欲しい。

 最初の喫茶店にて本を読みながら友人と会話をしながら何気なく食べているサンドウィッチの画なんてのは素晴らしい。別段お腹は空いていないけど付き合いだから食べる…いや小腹が空いているから軽食をと…本来生きるためには欠かせない食という活動が、人間にとってはグルメといった趣味嗜好や、〇〇しながらといった片手間のものとして軽んじられたりしている事にも意識が行く。

 ただこれ以外にもこういった画がもっともっと欲しい。いつでも食べられるからとか、今は忙しいから食べられないとか、サプリメントだのなんだので味わうことを放棄していたりとか・・・

 独りで食べるのと複数人で食べるのと、また誰かに作ってもらったり逆に食べてもらったりで食べ方や作る物食べる物の種類や配慮ってのは変わってきますよね。1つ食というテーマを同じくする「にがくてあまい」(2016)という作品はそこのところ描いてくれてたのよね。

 人間の食はどういった形態で存在しているのか。変化してきたのか。美味しい物はいっぱい食べたいし、バイキングや食べ歩きなんてするとついつい食べ過ぎてしまいますよね。わざわざ大食いなんてする企画だってある。

 こういった食のあるあるネタだったり、あ~そういえばと普段気にしていなかったことを意識に登らせたりってな話を詰め込んでほしかったのよね。今の食文化の多様性を眺めるに当たり、下地にあるだろうモノの示唆が欲しい。


 食の文化の変化…ん~変化というか人間ならではの特異性って言うの?多様性か?…を受けての喰種における食ってな入りができれば人間と喰種とってな対立は際立ったんじゃないかな。コーヒーが飲めるという喜びの反面、人肉しか食べられないという苦しみだったり…ってところも深まるんじゃなかろうか。単に人間と喰種ってだけでなく、その他の動物の食性なんかを照らし合わせてみてもおもしろかっただろうし。


 ブランドなり新鮮さを好む傾向にある人間の食。どうせ食べるなら旨い物を食べるに越したことは無いのだが、人間はそれを探すだけでなく、調理加工はもちろん飼育なり栽培なりで作り出し、さらには品種改良といった組み換えまで行っているのよね。


 まぁそんな事まで突き詰めようとするとイチイチ気にしているとキリが無くなるんだけど、そこまで繋がる兆しというか繋げる気概は描き出してほしかったね。




〇トーカ

 料理には誰かしらの想いが乗っているこもっているというところにもう一歩欲しかった。

 トーカが同級生の作ってくれた肉じゃがを食べるシーンがあるが、これを同級生の目の前でないところでもう一度食べようと試みるシーンを描いて欲しかった。原作ではどうだったか忘れたが…その場を取り繕うために、作ってきてくれた人の想いを尊重するために目の前で美味しいと食べる事で彼女の想いは伝わる。だがこれだけではトーカが食べられないという真の苦悩としては若干弱く感じる。

 逆に作ってくれているシーンを描いてくれたっていい。誰かのために、誰かに食べてほしい喜んでほしいと思って作ったもの。それを食べられないのである。身体が拒絶反応を起こすのである。

 さらに言うなれば、日常的に食べないトーカを描いたって良いし、それを気遣おうとする気にするその肉じゃがJKを描いてくれたって良いのよ。こういったさりげない一面をもう少しこまめに挿んでほしい。

 現実にアレルギーという問題があったりするし、そちらへの配慮なのかもしれないね。でもカネキの変異直後はやってるからな・・・ 自身での勝手な試みと、半ば強要しているともとれるといった違いか。





〇戦闘シーン
 赫子はCGではなく実物を作ってほしかったな。全部をそうしろというわけではなく、赫子というイメージを役者に植え付けるためにも、どんな代物で戦うのかというイメージがあった方がいいと思うけど。単純に肉弾戦におけるアクションは見応えあるんだろうけど、赫子の必要性を感じられなかなんだよね問題は・・・





〇最後に
 清水富美加という逸材は勿体無いね。



 桜田ひよりは「咲-Saki-阿知賀編episode of side-A」期待してます。





 ではでは・・・



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