2018年1月21日日曜日

アイム・ノット・シリアルキラー(2016)

アイム・ノット・シリアルキラー


~普通~




〇はじめに
 生の臓器を見てどれがどれでって判断できるってのが、彼がその世界にどれだけ入れ込んでるのかってところがわかるよね。“普通”はわかるもん?



〇想起する作品
 「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008)
 「モールス」(2010)
 「獣は月夜の夢を見る」(2014)
 「ファウンド」(2012)



〇こんな話
 普通って何だろうか・・・






〇普通
 アイ アム ノット ア シリアルキラーって自己主張だからな・・・ まぁその主張をどう判断するかってのがポイントなんだろうけど・・・

 俗世間一般で語られる至極曖昧な“普通”であるために独自にルールを設けてそのルールを守ることで普通という枠にハマろうとする者(ソシオパス)と、人間として人間を愛するために人間の皮を被りながら人間のルールから外れる者(シリアルキラー)。

 ルールという縛りによって外面的なもののみを取り繕い友情や愛情といった内面的なものが伴っていなかった者と、妻を一人の女性をどこまでも愛するが故に殺人という枠を外れた行為を繰り返す者。






 いじめられっ子的な立場でありながら特別に仲の良さそうな友達はいて、好いているのか定かではないがおそらくはあちらから好いてくれているだろう女の子もいる。一見普通に見えるが
ソシオパスであると診断されており、実はいじめっ子に対しても別段臆しているわけではなく単に殺人衝動を抑えているだけだったという。さらに親友だと思われていた人物もただ彼自身が定めていたルールに則ていただけだというなんともドライなものだった… ただ女の子との関係は明示されてないのよね。この空白部分に対してのシリアルキラーなのかな。いや何より家族の存在か。

 長年連れ添っただろう誰がどう見ても愛すべき夫婦像とでも言おうか。苦楽を共にしながらその歳まで別れていないということは、互いに深く理解し合い深く結びついていると見ることができる。しかしその実態は・・・ 奥さんは知らないんだけどね。






〇最後に
 この対比に何を見るべきなのだろうね・・・


 ではでは・・・




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